(マーヤのこと…)
パトラがマーヤの寝床で
賑やかな寝息をたててる…![]()


(イビキとも言う…💤)
それを聞きながらオレは
マーヤと話した。
たくさん沢山話した…
オレの生い立ちから
お城での生活のこと…🏰
そして…マーヤのこと…
マーヤはバザール(この国の市場)に
捨てられていた捨て子だった…
マーヤが生まれてきた頃、この国は
隣国から攻め込まれていて
大変な混乱の世の中だった…![]()
マーヤの両親はおそらく…
もうこの世には居ない…
と、マーヤは言う…
マーヤのことを見つけてくれた
育ての両親はとても仲が良く
ながい事子宝に恵まれなかった為
マーヤを見つけた時は
それこそ天の恵みと大喜びだったそう…
街の人々も皆
マーヤのファンになったと言う…
金色の髪にクリクリとした黒く丸い目の
マーヤに見る人、出会う人がメロメロになるほど
可愛らしかった
スクスクと育ち美しい娘になったマーヤは
街の人々にとても愛され大切にされていた。
マーヤの育ての両親は
マーヤが大人になる前に次々と亡くなった。
街の人々はとてもとても悲しんだ…
けれど、その代わりにマーヤを
これまで以上に大切にしてくれた。


だからマーヤは安心して暮らすことが出来ていた…
花売りのマーヤとして…🌹🌼🌺🌸🌻
だけれども…
街中の人々は知っていた…![]()
マーヤのその美しい金髪のお下げ髪は
混乱の世の中で隣国…他国の血が
混じっている事を…![]()
そして黒く光る瞳には高貴の印だと言う事を…![]()
その事はマーヤも大きくなるうちに
少しずつ知り傷ついてきたと言う…![]()
「でもなぁ〜
あたし 幸せやでぇ〜ぐびっ
」
マーヤは茶碗酒を飲みながら
オレに笑いかける…![]()
マーヤ…![]()
なんか心の湖がざわざわとなって
目の前がボワっと…![]()
おへ〜
ひゃ〜あ
大きなあくびが聞こえた…![]()