その48 (なわばり)
お月さんが可哀想なくらい痩せ細って
とんがった光が降り注いでいる夜。
オレはそんなお月さんを眺めて
ボーっとしてた。土管の上で。
のっしのっしと歩いてくる影‥
オレの耳がピクピクする‥
誰‥?
「おいトム!何してん?
またお月さんと喋ってんか?」
‥グレやった。
お月さんまん丸やないと‥
やばい‥言うたらあかん‥💦
でもなんて言うていいんかわからへん。
「えへへ‥」
オレはめっちゃ変な顔(たぶん)して笑った。
「ギャハハ〜トムの顔よ〜😆
ホンマにお前っておもろいやつやなぁ♪」
「‥‥」
たぶんめっちゃ間抜けな顔してただけやけど‥
グレが言う。
「お前、オレが近づいて来た時、
めっちゃ緊張しとったやろ?
なんで?
オレ、足音消してなかったのに、
そんなにビビる?」
オレはなんか知らんけど黒いもんが
異常に怖いのと、雨のざんざん降る夜が☔️
めっちゃ怖いことをグレに話した。
グレは、
「オレの事、黒い猫にめぇ〜たん?🐈⬛
ほんならキャットマン嬢も怖いか?」と聞く。
あれは別の意味で怖い‥
すぐドツかれる‥
「なんかわかるわ‥
オレもなんか知らんけど、人間怖いもん。
ごはん貰う人にも触られたない。
あのおばちゃんだけは別やけど。
せやけど、なんかわからんことってあるで。
この公園に勝手に入ってくる猫には🐈
オレ、自分では分からんくらい、ここの
みんなの場所守らな〜!って
強く思ってしまうねん。」
あ〜グレの身体が傷だらけなんはそれでか‥
ただの喧嘩好きなんとちゃうんや‥
「カッコえーな。」
本音で言った。
「ありがと💕」
茶化されると思ってたら意外な返事やった。
なんかめっちゃ嬉しなった。
外は寒いけど🥶
心の底からホコホコしてきた‥
「へっきぢょん!」
グレと同時に振り返った、
道にある街頭の下で
キャットマン嬢が毛繕いしてた‥
「なんにゃん?
あんたら、2人でヒソヒソ話して、
気色悪い!」
なんか機嫌悪い‥
近寄ったらドツかれるパターンや‥
グレが言った。
「トム、アイツこの頃ずっと怒ってるやろ
近頃、パンのおっちゃんけーへんねん🥐
早よねぐらへ帰ったほうがええで。
どつかれる前に」
とクルリと帰って行く。
オレも猫渦巻きに行こうとしたら、
キャットマン嬢が言う‥
「トム❗️あんた❗️
この前自分だけまぐろもろたやろ❗️
あたし知ってんやで💢」
ギクリとした‥
バレてた‥💧
聞こえへんふりして垣根の下へ入った。
「あのなー!
あのおばちゃんはなー!€$%#*+“=+*^‥」
まだ言うてる‥
あれっ?
これ、最近聞いたやつ‥
しろばらちゃんも言うとった‥
おばちゃんへの縄張りか‥
こわいよー!
おばちゃん〜助けて〜😨😨😱