来月は中学校の入学説明会や特別支援学級の面談と、外せない用事が有るんで休日申請したんだ。
その時にある同僚(仮に同僚Aとしよう)がオイラに話し掛けてきた。
A『特別支援学級って、何ですか?』
オイラ『通常の授業についていけない子を支援してくれる事ですよ。まぁ、遅れてる授業を個別指導してくれる事ですよ。』
A『勉強出来ない子供なんですか?』
オイラ『そうですね。今まで勉強してなかったから、元々遅れてるところがあったんで...』
A『何が苦手なんですか?算数とか?』
オイラ『...計算は出来るんですけどね...字が上手く書けないっていうか...字を書く事が苦手なんですよ。書字障害じゃないかって言われたりしてたので...』
A『(*゜ロ゜)?障害者?』
オイラ『イヤイヤ、障害者じゃないと思いますよ。今は普通に書けるんで...』
なんてやり取りが有ったんだよね。
昼休み終わって会社に戻ると、皆の視線を感じる...
ある同僚がオイラに話し掛けてきた。
同僚『オイラさんの子供、障害が有るんですか?大変ですよね。』
オイラ『ん?違いますよ‼別に障害なんて無いですよ。』
同僚『でも、中学校の説明会の他に、何か障害者の学校説明会にも行くんですよね?』
オイラ『(ーдー)?はぁ?何イッテんの?』
その時点で気付いたよ。
同僚Aだよ。
話ちゃんと聞いてないし、ナニ話盛ってんだよ。
オイラを哀れんで見てる皆に、キチンと説明してみたよ。
オイラの子供は障害者ではない事。
字を書く事が苦手なんで、書字障害の疑いが有った事。
書字障害ではなく、一生懸命に書いた字が汚いと言われるのが嫌だから、絵を書く感じで字を書いてしまう事。
字が汚い→馬鹿にされる→字を書かない→勉強やらない→授業に着いていけてない。
その事を補填するために特別支援学級に参加している事。
小学校だけでなく中学校でも特別支援学級を利用したい事等々...
話を聞いてた人は『なぁーんだ。そういう事』と、理解してくれたみたい。
誤解がとけてヨカッタと思ってたら、同僚A登場。
貴様、ナニ言ってんだよ。
オイラがいつ、子供が障害者だって言ったんだよ!
同僚Aと話をしてると、有ることに気が付く。
書字障害→障害がある→障害→知的障害者
こんな風に何か普通でない事が、ダイレクトに知的障害者と認識しているようだよ。
そうではないって事を理解してくれないよ。
知的障害者や身体障害者の方、またその他の病気を抱えてる方々、その関係者の方達に不適切な言葉で傷つけてしまうようなら、先に謝罪しておきます。
申し訳ないです。
マイッタナ。何言ってもだめかな?
そもそも理解しようって感じではないなぁ。
同僚Aにも子供がいる。オイラの子供の1学年下。
以前聞いた同僚Aの話では、その子供は何をやるにも遅いとの事。
塾に通ってるその同僚A子は、他の子供が5分で出来る問題が、10分、20分30分と時間がかかる。
何度も何度も塾の講師が教えても、やっぱり時間がかかる。
それを気にしている同僚A子は泣きたくなったというが、塾の講師に『泣きたいのはあなたじゃなくて、私です‼️』と言われたそうだ。
そんな事言うような塾はダメだと、クレームをつけ、別の塾に変えたら『時間がかかっても、問題を理解して回答出来ればいいんですよ』的な事を言ったその講師に感動し、今でも通ってるそうだ。
その話を思い出し話してみた。
オイラ『Aさんのお子さんは、何事も時間がかかって、教えてる方がイライラして...なんて話してましたよね。例えば、その事で何かの障害なんだ!知的障害だから人の話を理解しないなんて言われたら、うちの子は障害者じゃないって怒りますよね?Aさんがオイラの子供が障害者って言い触らしてるのは、それと同じ事ですよ』
同僚A、ちょっとおとなしくなったよ。
オイラ『誰だって何かしらの障害があったりするんじゃないかな?Aさんは自分が健常者って、どうしたら説明出来るの?Aさんはオイラの話を理解してくれない事自体が、何かの障害持ってる→障害者だから人の話を理解しない→妄想癖?精神病?なんて、障害者+αで考えちゃいますよ。それに、そんな考えだと、人間性そのものを疑わざるを得ませんね』
同僚Aは顔を真っ赤にしてましたが、そこでオイラから話をバッサリ切って終わりにしました。
改めて、言わせてもらいます。
健常者の方にも言わせてください。
上記のオイラの言葉で、多くの障害や病気と闘っている方や家族の方々、大変、不適切な言葉で申し訳ありません。
オイラ、高校生の時に身体・知的障害者の学校のボランティアしてたので、その子達への接し方や付き合い方、そのご家族の方がいかに大変か重々承知しています。
知的障害と見られてる世間の目の冷たさも知ってるつもりです。
また、身体障害への世間の冷たい対応も知ってるつもりです。
自分達は障害じゃないと思っている人は『障害者を助けてやってる』と間違った感情、上から目線での物言いや態度、心では『なんだよ‼面倒だな』なんて事思ってたり、言ってる人がまだまだたくさん居ることに悲しんでます。
オイラ自信もその様に考えた時期も有りましたが、高校生でボランティアした時に改心しました。
何不自由なく生活していることが、どんなに有難い事かも知りました。
だからと言って、今現在、何かしている訳でもないので、世間の人と同じくダメな人間です。
強いて言えば、ペナルティを抱えてる人を蔑んだり、醜い目で見たりはしてないつもりです。
同僚Aの○○障害→障害者認定という安易な思考と、如何にも障害者は底辺という考え方に腹をたてていることを理解してもらいたいです。
何言っても、ペナルティのないオイラの言葉が嘘に聞こえると思う人が多く居ると思います。
誰だって好きでペナルティ抱えてる訳じゃないのに、自分はペナルティがないから何言ってもいいと言うのは絶対におかしいし、そういう人こそ精神異常者の自称『健常者』なのではないかと思います。
この話で自分の子供の事よりも、関係ない人や違う事を巻き込んで、勝手に腹をたててしまいました。
そんな自分に反省いたします。