キアヌ・リーヴスの映画「マトリックス」に、
モーフィアスという役があったけれど、
綴りからいって、多分これが語源だろうな~
確かモルヒネの由来でもある彼。
古代ギリシャの眠りを司る神、
ヒュノプスの息子モルフェウス。
そんなどうでもいいことを考えながら、
今回も手に取った、チームバチスタシリーズ。
特効薬の認可を待つために、
5年間の凍眠に入った病気の少年。
彼、
彼の管理をする厚労省の非常勤職員、
ゲーム理論学者、
凍眠装置の設計者、をコアに、
お馴染みの東城大医学部病院のメンバーが脇をかためる。
実現可能性の高そうな近未来の技術と、
その功罪を示すようなストーリーだった。
技術としては既に確立されていそうだし、
実験段階でも実施されていれば、
難病に苦しむ人にとって、微かな希望が生まれるネタだなぁ。
法的にもクリアすべき問題は山積しているが、
是非とも実現してほしい話だと思えた。
いつか目覚めるとわかっている眠りなら、切望しない。
とはいえ、
最近眠りが浅い私には、すぐにでも寄り添って欲しい神に近しい名、
本屋で平積みにされた表紙に見つけたのは、多少意外だった。
テーマは案外ズッシリくるが、
文章が重くない。
難しい話は理解できない脳味噌に、
読み流す感覚でも、内容が入ってくる。
この作者の美点だと思う。
次回作はどう来るのか。
とても楽しみ。