月見草中空に浮かぶ白い月を、私に教えたつもりだろうか。姪っ子はさかんにそれを指差し、何やら「お月様」とおぼしき声をあげている。涼気が混じり始める黄昏時。姪っ子を送り出し、しきりにこちらへ目線を投げかけていた、愛犬を連れ出す。道すがら、月見草の一群を見つけた。薄い黄色の花弁が可憐に見える、好きな花の一つ。空に昇った月が、その色に染まる前に。家へ帰ろう。日曜日も、終わる。