旅行中
ジーンズ(今は、デニムというらしいが)のポケットに
四つ折れになった1000円を見つけた。
その後、財布にうつそうと思っていた記憶だけが残ってしまった。
2、3日して
その紙切れが気になり
思い当たるデニムやジャンパー等のポケットを探るも見当たらない。
洗濯機に入っていたジャンバーのポケットに紙の感触があったので
嬉しげに引っぱり出したら
ゴムひもが2本付いて折り目の入った白い紙だった.
ちがう!!!
私の探していたのは
こんな白い無地の紙ではない!!!!!
なくした紙の模様が気になり始めた。
ストレートにトーサンに聞くと怒られるので
何気なく話題として持ちかけてみた。
「トーサン、板垣退助は、1000円?」
「ちがうやろ、昔の100円札やて。」
「じゃあ、伊藤博文?」
「伊藤さんは、昔の1000円やろ。」
「じゃ、今の1000円は誰ね?」
「今の1000円は、夏目漱石やんけ。何考えとんや、おまえ。」
「板垣退助が100円で、何で夏目漱石さんが1000円なん?」
「知らんわ。」
なんだか疲れる内容の会話になった。
なんとお金の模様に執着しない私だったことか。
しっかり節約して
夏目漱石さんの模様に執着するようにしなくちゃ。
「今1万円は誰やったっけ。」
「もう、ええわほんまに!!!!」