大きな大きなざるに
過ぎ去った時間を乗せて振り回す。
何度も何度も振り回す。
回すつもりもないのに
手はひとりでに振り回していたりする。
そのうち
ざるの底には
ごろごと目を通り抜けられないものが残っている。
あの時、どうして
そうだったのか
いろいろかみ合わないパズルが
ざるの底に並びかけている。
上から見下ろすと
なんだか滑稽な模様に見えてきた。
笑って吹き飛ばすしかないほどの
つまらないもの
つまらないものなら
桜の花びらとともに消えてしまえ!
消すこととは、許すこと

桜ではありません。