「もう、またひどいこと叩かれました。」
「私もです。隠していたマグカップで頭をコン!ですよ、コン!」
周りで仲間がぐちっています。
でも、不思議と私は、彼女からそんな目にあったことがないのです。
相性なんでしょうか?
車いすからベッドに移乗する際
さあ、来てと言わんばかりに
私は彼女に向かって両手を開きます。
そうすると、彼女の両手が私に向かって大きく開きます。
そして二人は、しっかり四つに組んでゆっくり移乗します。
私より大柄な彼女が
100パーセント体重を預けてくれるのです。
この瞬間が一番好きです。
疲れが吹っ飛びます。
