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「血圧が高かったようなので

 もう一度計るように言われました。

 すみませんが計っていいですか?」


「まあ、せからしいねえ。

 さっきも計ったやろが。

 適当に計りました言っておいたらえええがね。」


「お風呂やから心配です。適当というわけには・・・。」


「何にもなるわけないわね。

 なんかあっても、なんにも言わへんがね。

 知らん顔しとるだけやがね。」


彼女は、そういってニヤニヤしながら私の顔を見上げている。


「死んだら死んだときのこと。

 あーーー、はよう、迎えに来てくれんかねえ。

 ションベンがダラダラ出てからに

 便所に行ったり来たり

 洗濯物に行ったり来たり

 忙しいったらありゃせん。

 この洗濯物明日には出来るやろか。

 着替えが間に合わへんねん。」


 私もいつかションベンがダラダラになるんやろなあ、

 分厚い紙パンツやパットのお世話になるんやろなあ、

 と、思いながら彼女の血圧を測りなおした。