年を取るってどういうことか、

ぴちぴち肌は年月とともに風化し張りを失う。

知らないうちに内臓も血管も伸縮力がなくなり

平行して脳細胞は音も無くその数を減らす。

関節を保持していた液体はどこかに流れ落ち補充不可のため

立ち上がるときは、関節をこれ以上痛めないよう

注意深く畳に両手を付いて「よっこいしょ!」っと発しながら

立ち上がらなければならないのは、お年寄りの常識。

「若い人はいいねえ。」というけれど

同じ人生の悩みを繰り返すのはごめんこうむる。

「しんどい、しんどい。」と繰り返す理由は、

体内の循環が悪くなっているという噂、

脱水症状だという噂もちらほら。

けれども十分水分補給して、こまめにトイレにいく体力もなし。


タクシーを呼んで寿司を食べに行くというエネルギーは皆無で

じっと座って時間が過ぎるのを待つ。

そんな日の自分のために手紙をしたためておこうと思いつくも

そんな日の自分は、そんな手紙があったことも

そんな手紙をどこに置いていたかも

きっと、きっとわからんやろ。

一生懸命働いて

老いて一生懸命生き抜いて

「ああ、楽しかった。」と力尽きること。

たこやきのように

長方形の箱の裏に張り付いて

泣くふりをしているみなをちょっと驚かせてみたりして・・・・。

それもいいじゃん。