田舎に育ったのに

つくしを初めて食べたのが九州生まれの人のお弁当での試食やった。


勤務帰りに車を停め

土手につんつん並んでいるつくしを見つけ

薄暗くなるまで積んだ。


それでも120グラムしかなかったけれど

はかまを取るのにどれだけ時間がかかったかは

疲れていて定かではない。


食べたいという気持ちに押され

面倒くさいという気持ちは二の次になっていた。


おばあちゃんや母が昔、急におはぎやまき寿司を何の苦もなく作り始めたのは

そんな流れやったんやろうと今頃思う。

今では、どこのスーパーでも、コンビにでも

おはぎや巻き寿司を食べたいと思ったら

いつでも手に入り、作ろうと思わない。


ただ、つくしだけは市販されていないので

どうしてもつくしの佃煮をつくりたくなったというわけで

土手を探してなかったら諦めようと思っていたのに

見つけてしまったという流れで

潮干狩りと同じように、やめられなくなる。


はかまを取り、さっとゆがいて、一晩水にさらし、

ごま油で炒め、砂糖、醤油、みりんで味付けし、最後にちりめんじゃことパラパラ。

お弁当の白いご飯の上にのせて食べたらチョー美味であったのです。


今から、つくし探しの旅に出ます。