昨日から東京都江戸東京博物館にて川村清雄展が開催されています。


川村清雄(かわむら きよお)〔嘉永5年(1852)~昭和9年(1934)〕

旗本の家に生まれ、明治維新からまもない時期に渡欧し

本格的に油絵を学んだ最初期の画家。


旗本出身の画家だったため(幕府側)、明治時代には薩長出身

あるいは薩長の息のかかった画家が華やかに活躍し、

彼は実力があるのにあまり注目されていませんでした。


近年、その画業が再評価されての展覧会で、とても楽しみにしています。


さらに、清雄が絵画の理想としたヴェネツィア派最後の巨匠

ティエポロの名画《聖ガエタヌスに現れる聖家族》

(ヴェネツィアアッカデミア美術館蔵)が、ヴェネツィアから来日します。



ティエポロは私も大学生のときにフランスを旅行して始めて知り、

彼の絵に大変感動しファンになりました。


壁画を中心に描いているため、日本にはなかなか紹介される機会が少なくて...

知る人ぞ知る作家という感じです。


彼の素晴らしい作品の多くはヨーロッパ各地の宮殿の天井画として残っているので、

やはり現地に行ってみたほうが感動すると思いますが、

日本でも紹介されるのは嬉しいですね♫


ゆっくりじっくり見れる日に行って来ます(*^ー^)ノ



川村清雄展
会期 2012年10月8日(月・祝)~12月2日(日)
会場 江戸東京博物館 1階展示室
開館時間 午前9時30分~午後5時30分 (土曜日は午後7時30分まで)
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