ジャクソン・ポロック展からの帰り道に、

皇居を散策しました。

大手門のところで「三の丸尚蔵館」なるものを発見!


Joyful Life Diary


「内国勧業博覧会-明治美術の幕開け」という

展示が開催されています。

はて、聞いたこともありませんが、

三の丸尚蔵館とは?

皇室に代々受け継がれた絵画・書・工芸品などの美術品類が平成元年6月,国に寄贈されたのを機に,これら美術品を環境の整った施設で大切 に保存・管理するとともに,調査・研究を行い,併せて一般にも展示公開することを目的として,平成4年9月に皇居東御苑内に建設され,翌年11月3日に開 館しました。
なお,平成8年10月に故秩父宮妃のご遺贈品,平成13年4月に香淳皇后のご遺品,さらに平成17年10月には故高松宮妃のご遺贈品が加わり,現在約9,500点の美術品類を収蔵しています。

(宮内庁 HPより転載)

わぉ、それは知りませんでした!

皇室が保有する国宝級のお宝物が無料で見れるってことですね(o^-')b

素晴らしい!

ちょうど展示されていたのがこちら↓です。
「内国勧業博覧会-明治美術の幕開け」概要

我が国の近代化推進に大きな役割を果たした国家的事業の一つに,全国各地で開催された博覧会があります。中でも明治時代に 5度にわたって開催された内国勧業博覧会は,その名称のとおり,国内の産業発展を促進し,魅力ある輸出品目の育成を目的とした,政府主導による博覧会でし た。明治天皇を始め皇室の方々も,これらの博覧会へお出ましになり,国内産業の奨励に努められました。


この殖産興業政策を象徴する催しであった内国勧業博覧会において,美術分野の出品も,他の出品物に劣らず多くの注目を集め ることとなりました。当時の美術工芸品は,欧米のジャポニスム(日本趣味)の流行を受けて,有力な輸出品目とみなされていたからです。


明治10年 (1877)の第一回から明治36年(1903)の第五回の間における,我が国の美術界の状況と言えば,西洋から取り入れた新しい絵画手法である油彩画の 登場を始めとして,洋風彫塑の移入や工芸分野での新技術や機械化の導入など,製作技法上の転換期を迎えていました。


また,美術学校の設立や美術団体の組織化が進められたほか,各地で様々な展覧会が開催されるようになり,現在の私たちになじみのある美術の有り様に近い,制度的な枠組みが出来上がりつつありま した。僅か25年間ほどの短い期間ですが,そのような美術をめぐる激動の時代の中にあって,それぞれの地域で切磋琢磨(せっさたくま)して生み出されたものが,明治美術とも呼ぶべき,やがては時代を象徴する作品となっていきました。

本展を通じて,明治という時代の息吹が込められた内国勧業博覧会の出品作から,当時の美術の特色に触れていただくとともに,皇室と博覧会との関わりについても注目していただく機会となれば幸いです。

(宮内庁 HPより転載)


そっか~日本は激動の時代に
 
政府が内国勧業博覧会を開催して

日本の美術を売り込んでたのですね。

現在の政府は美術なんて顧みることもないような....(^▽^;)


皇室保有のお宝作品ということで、どれも超一級の作品が並んでいます。

日本画家 荒木寛畝「孔雀之図」が見事でした!

日本人ってほんとすごいな~。

この筆さばき...真似出来ません。


ジャクソン・ポロックの絵は超えられると思ったけど(大胆不敵?!)

こういう絵は無理~!

はぁ~ため息ついちゃいます。

ほんと奇麗です。


いやはや回り道をしてお宝を発見してしまいました(*^▽^*)

皆さんも皇居周辺に行かれたら、

ぜひ立ち寄ってみてください。


大手門から入ってすぐ右のところにあります。

三の丸尚蔵館 第57回展覧会開催要領

会期:平成24年4月21日(土)~7月8日(日)
 第1期:4月21日(土)~5月13日(日)
  第2期:5月19日(土)~6月10日(日)
  第3期:6月16日(土)~7月8日(日)

  • 休館日:

    毎週月・金曜日,展示替の期間
    但し,4月30日(月・祝)は開館し,5月1日(火)は休館します。また,5月4日(金・祝)は開館します。

  • 開館時間:

    午前9時~午後4時45分(入館は4時30分まで)

  • 入場無料