創業は昭和20年だそうです。
つまり終戦の年です。その頃に出来た焼肉屋さんは
他にもあるかも知れませんが京都で最古のお店と言ってもいいんではないかな。
先日の土曜日のの朝の某テレビ番組で紹介されていた天じゅ園も
同じ西院にあり、創業も同じころだとか。
そこには数年前に訪問しましたがここ、有楽は未訪問のお店。
気にはなっていましたが相当高いだろうと勝手に敬遠。
ようやくの訪問となりました。2,3日前に予約しておきました。
1月27日土曜日の寒い夜でした。
飛び込みでけっこう断われている方がおりました。
西大路四条を一筋南を東に入ると理髪店の横に看板が。
分かりやすい場所です。

ちょっとディープな感じの路地にあります。


ちょっと前の画像を検索すると暖簾の左端に創業昭和20年と書かれていました。

お品書きはこれだけです。

メニューブックもありますよ。

思ったほど高くはない。
後日、ここをよく知っている人に聞いたら冷凍物は使わないとか。

マッコリはありますが真露などの韓国焼酎は無し。

私たちが座った掘り炬燵式の小上りから座席を写しました。
カウンター席が無いので二人でも4人掛けの席となります。

一品目はナムル盛り合わせ。
海藻もあって6種類くらい盛られていました。
ごま油の香りと適度な酸味があって美味しく頂きました。

キムチ盛り合わせ。
自家製? あまり他の焼肉店で食べる心当たりのある味ではなかったです。
もちろん美味しかったけど大根をもう少し小さく切って欲しかった。

この店の一番の売りはタンです。
私が高校生の頃に初めて手にした京都のグルメ本に
すでに有楽タン焼きが紹介されていたのを憶えています。
その頃焼肉は全くと言っていいほど知名度無し。
当時の肉料理と言えばすき焼きを食べに行くのが常道。
ちょっとお洒落ならオイル焼き、しゃぶしゃぶでした。
その頃は焼肉を食べに行く人は好奇心旺盛なくいしんぼうくらいでした。
初めて韓国焼肉を今は無くなった南大門へ食べに行ったその人は
辛くて着ていた衣類も臭くなったと言っていたので
私には有楽は頭の中だけの存在でした。
よく記事にしている一福でもタンユッケは必ず注文しますが
ひと味違いました。
価格的にはそう変わらなかったんですが量は半分よりやや多いくらいです。
タレは少なめ。その分はタンの味で勝負ですね。

ホットペッパーだったかな。プリントしたクーポンで頂いた一品。
蒸し豚?焼豚? 後で頼んだ冷麺にも乗っていました。
美味しいですよ。クーポンは絶対にプリントすべし!

韓国直輸入だというマッコリ。
本格的な容器で美味しく頂きました。

タン塩。
冷凍ではなく生を手切りしているようで他店のような薄切りではありません。
美味し!

付けダレはテーブルの隅のミルクピッチャーの大きいような物に入っています。

ロース?

ハラミ2人前。

ミノとレバー
どちらも一福と負けず劣らず。
優越付け難し。 レバーはこちらに軍配か?

焼き台は小さいです。
男4人なら少し狭いかも。
この形のコンロは比較的強火でサッと焼いたほうがいいと思います。

チシャ菜。
ここのメニューではチサと表記。

自家製と思われる味噌を付けてニンニクと肉を挟んで頬張れば
心はすでに平昌。てなわけないか。

カルビと天肉。
天肉は秀逸。 頼むべき逸品です。

冷麺。 麺の腰もいい感じ。口の中さっぱり。
スタートラインに戻れそう。

ビビンバ。 石焼はありません。
左の器に温かいご飯を入れて文字通り混ぜ混ぜ。
これが意外と美味い。 今まで石焼ビビンバ一辺倒だったのはなんだったんだ。

一週間空けて2月10日に再訪。
カレンダーも時代劇の時はカツラの上からカツラを被ると言われている
稔侍さんに替わっていました。
東映などの京都の撮影所にきた俳優さんがお忍びで来られることでも有名。
まぁ土日にはお越しにならないでしょうけどねぇ。

前回は頼まなかったものをアップしました。
アゴスジ。 赤身の部位です。 天肉より歯応えはありますが気に入りました。

フワフワの玉子スープ。

中心部分かと思われるくらい大きなのが入っていたテールスープ。

2回目は4人で訪問でしたが同じような感じで飲食して28,000円位。
短期での2回訪問のせいかこの時は帰りがけご主人が出口を開けて
お見送りしてくださいました。
網交換も気持ちよくやってくれます。 但し無煙ロースターではありません
大きな換気扇が回っていますが帰宅後はファブリーズを忘れずに(笑)
あまりオシャレをしないで行ったほうがいいです。
我が家からは比較的行きやすい位置にある一軒です。
また行こ~っと。
それじゃまた