人形劇タイトル『はっぱのうしろの、ちいさなともだち』
★登場キャラクター
ぽんた:たぬきの男の子。元気だけど、ちょっと恥ずかしがり屋。
ちゅーみ:ねずみの女の子。体が小さくて、かくれんぼが得意。
(ナレーション):進行役は、演者が声を兼ねても、大人が読んでもOK。
■舞台設定
背景は緑の森。舞台の真ん中に、大きな緑色の「画用紙などで作ったもはっぱ」が立っています。
●本編
ナレーション「ここは、緑が いっぱいの 森。今日も たぬきの ぽんたくんが、元気に あそびに やってきましたよ」
(ぽんた、舞台の下手から「トコトコトコ…」とハミングしながら登場)
ぽんた「るんるんるーん♪ きょうは 何をして 遊ぼうかな。……あれ?」
(ぽんた、真ん中の大きなはっぱに気づいて近づく)
ぽんた「こんなところに、おっきな はっぱが あるぞ。……うわっ!」
(はっぱが「ガサガサ!」と大きく揺れる。ぽんた、びっくりして後ろにひっくり返る)
ぽんた「びっくりしたぁ!なんだろう? はっぱの 後ろに、だれか いるのかな……?」
(ぽんた、はっぱに近づきたいけれど、恥ずかしくてモジモジする)
ぽんた「(客席に向かって)みんな、だれがいるか、みえる? ……うーん、ぼく、ちょっと はずかしいけど、声を かけてみるね。……おーい、だれですかー?」
(はっぱの後ろから、ちっちゃな耳がピコッと出る)
ちゅーみ「(細い声で)……ちゅ、ちゅ。だ、だれか いるの?」
ぽんた「わあ、声が した! ぼくは たぬきの ぽんた! 君は だあれ?」
ちゅーみ「わたし、ねずみの ちゅーみ。……ぽんたくん、体が おっきいから、わたし、ちょっと こわいな……ちゅちゅ」
ぽんた「ええっ、こわくないよ! ぼく、いじわる しないもん。……そうだ! みんな、ぼくが いじわるじゃないってこと、ちゅーみちゃんに 教えてくれる?」
(ぽんた、客席にお願いするポーズ)
ぽんた「みんなで いっしょに『こわくないよー!』って 言ってくれるとうれしいな。せーのっ!」
(客席の反応を少し待つ)
ぽんた「ありがとう! ほら、ちゅーみちゃん、みんなも 大丈夫って 言ってるよ」
ちゅーみ「(はっぱの後ろから少しだけ顔を出して)……本当? みんな、うそつかない?」
ぽんた「うん! ぼく、君と おともだちに なりたいんだ」
ちゅーみ「おともだち……? じゃあ……一歩だけ、でてみるね。……トコッ」
(ちゅーみ、はっぱから一歩だけ前に出る。ぽんたと目が合う)
ぽんた「わあ、ちっちゃくて かわいい! こんにちは、ちゅーみちゃん!」
ちゅーみ「(嬉しそうに体をゆらす)こんにちは、ぽんたくん! ぽんたくん、おめめが まんまるで、とっても やさしそうだね!」
ぽんた「えへへ、はずかしいや。ちゅーみちゃん、これから いっしょに、森の くだもの さがしにいこうよ!」
ちゅーみ「いくいく! わたし、ちっちゃいから、草のあいだを さがすの とくいなんだよ。ちゅちゅっ!」
ぽんた「やったー! じゃあ、行こう!」
ナレーション「はじめは ちょっと ドキドキしたけれど、勇気をだして お話したら、すてきな おともだちになれました。よかったね、ぽんたくん、ちゅーみちゃん!」
(二匹、仲良く並んで、体をゆらしながら舞台の上手へ退場していく)
ぽんた・ちゅーみ「ばいばーい!」
(おしまい)