明るくなった懐中電灯

 

いつの間にか、懐中電灯の明るさが明るくなった。私の子どものときは、懐中電灯はなかった。日が沈んで祖父母の家に行くときは、街灯がなくて足元を照らすのに、提灯を使っていた。

 

時代劇にしか出てこない提灯でしたが、あの頃は江戸時代だったのかもしれない。暗いので天の川がきれいに見えた。月が出ていると、街灯代わりになった。そうこうしているうちに、小さな弁当箱でも下げているような、四角い懐中電灯が登場した。

 

その後は早く、筒状の懐中電灯が出てきた。電池の寿命が近づくと、すぐ暗くなった。でも少し休むと復活したり、叩いたり振ると明るさが回復した。テレビの映りが悪くなったら、叩くと元に戻るのによく似ていた。

 

昔は本当に暗かった懐中電灯がが、いつの間にか明るくなった。そう感じるのには、実はいくつかの科学的な理由や、心理的な要因が隠れていることが多い。ただの勘違いではなく、実際にライトの出力が上がっている。

 

今でも使い古した電池をしばらく放置しておくと、電圧が一時的に少しだけ回復することがある。電池内部の化学反応が休止中に安定するためです。さっきまで暗かったのに、一度消して時間を置いてからつけると「お、明るい!」となることがある。

 

また、懐中電灯を落としたり、振ったり、あるいは電池を入れ直したりすると、電池の接点やスイッチの接触が悪くなっていたのが、何らかの要因で電流がスムーズに流れるようになった可能性があります。

 

それと、本来の明るさスペックに戻っただけなのですが、以前が暗かったために「明るくなった」と感じることがあります。人間の目は暗い場所にいると、わずかな光を取り込もうとして感度を上げます。目の順応です。

 

要するに、明るい部屋から持ってきた直後よりも、暗闇に目が慣れたあとに見るライトの方が、脳は「より明るい」と判断します。

 

加えて、最近のLED懐中電灯は、ボタンの押し方で明るさが変わるものが多いです。知らないうちに「弱モード」から「強モード」に切り替わっているパターンです。ボタンをカチカチ何度か押すと、明るさがループしませんか。

 

もし最近電池を替えたなら、それが原因のことがあります。特にマンガン電池からアルカリ電池へ、あるいはエネループなどの充電池に変えると、電圧の安定性が増して明るさが維持されやすくなります。

 

もし、「何もしていないのに急に、異常なほど眩しくなった」という場合は、内部回路の故障で過電流が流れている可能性もあります。その場合、本体が熱くなったり、すぐに球切れしたりすることがあるので、熱を持っていないか確認します。

 

今後も懐中電灯は、よりが進化して明るくなっていくでしょう。もしも、明るくなったと思ったら、あなたの知識が思っていたものが、多分暗い過去のものとなった時です。