2026年のデジカメ購入

 

2026年のデジカメ購入を検討する際、現在の半導体・メモリ市場の動向を踏まえると、「待つことがリスクになる」という、これまでの家電選びとは逆の発想が必要になります。

 

2026年はメモリ価格が前年比でさらに40%以上上昇するとの予測もあり、カメラ購入の戦略を以下の4つのポイントに分けて考えるのが賢明です。

 

1. 「2024〜2025年モデル」を今すぐ確保する

 

最も確実で賢い選択は、「2026年の新型を待たずに、現行モデルを確保すること」です。

 

2026年に発売される新製品は、高騰したメモリ価格を反映した「新定価」になりますが、すでに出荷されている現行モデルは比較的価格が安定しています。

 

メモリ不足の影響で、2026年のミドルクラス機はコストカットのためにバッファである連写持続性能が削られる可能性があります。結果的に「旧型の方がストレスなく連写できる」という現象が起きかねません。

 

2. メモリカードは「カメラより先」に買う

 

カメラ本体よりも先に、SDカードやCFexpressカードなどのメディアを確保してください。メモリチップそのものを使うカード類は、製品価格に占めるメモリの割合が100%に近いため、最も早く、最も激しく値上がりします。

 

2026年中盤にかけて価格がピークに達すると予測されているため、予備を含めて今のうちに揃えておくのが、数千円〜数万円の節約に直結します。

 

3. 購入するなら「ハイエンド機」を優先する

 

もし2026年に新調する場合、中途半端な価格帯よりも、フラッグシップに近いハイエンド機の方が結果的な満足度が高くなる可能性があります。部品が不足すると、メーカーは利益率の高い高額モデルに優先的に部品を回します。

 

安価なモデルは「仕様を下げて価格を維持」する傾向にありますが、高級機は「価格を上げてでも性能を維持」する傾向にあるため、長く使うなら高級機の方が「メモリ不足によるスペックダウン」の煽りを受けにくいです。

 

4. 中古市場の「高止まり」を予想する

 

新品の供給が滞り、価格が上がると、当然ユーザーは中古市場に流れます。2026年は状態の良い中古品の奪い合いになり、価格が下がりにくくなります。

 

もし買い替えを前提にしているなら、手持ちのカメラを売却する際は2026年に入ってからの方が、中古相場の上昇により高く売れる可能性があります。

 

では、どう動くべきか。「どうしても2026年の最新技術が欲しい」というこだわりがない限り、2026年を迎える前、あるいは年明け早々に、現行の完成されたモデルを購入するのが最善の策です。

 

特に、カメラメーカーの中でもSonyのように自社でセンサーや半導体の調達力が強いメーカーは、他社よりは供給が安定する可能性がありますが、それでも「価格」については市場全体のあおりを避けることはできません。