ビデオカメラというと、旅行や運動会などの「イベント記録」が一般的ですが、その高い光学ズーム機能や安定した録画能力を活かすと、日常をもっと便利に、あるいはクリエイティブに変える使い道がたくさんあります。
あまり一般的ではないけれど、非常に実用的な活用アイデアをいくつかご紹介します。
その一つが、何かの分解や修理のバックアップ記録です。例えば、機械の修理や、複雑な家具の組み立てを自分でする際に、ビデオカメラを三脚で固定して「手元の作業」をずっと回しっぱなしにします。
そのメリットは、「どのネジがどこにあったか」、「ワイヤーをどう通したか」を、巻き戻して確認できます。それに、スマートフォンだと作業中に通知が来たり、途中で倒れたりしがちですが、ビデオカメラなら安定して長時間の「作業ログ」が残せます。
また、伝統や「コツ」のデジタル継承に利用できます。例えば、おじいちゃんやおばあちゃんの「目分量での料理」や、職人技のような手作業を記録します。
それと、完成品ではなく、「一連の動作」と「音」を記録するのがコツです。包丁の音のテンポや、生地の弾力具合をアップで撮っておくことで、レシピ本には書けない「感覚」を保存できます。
他に、「定点観測」によるライフログや防犯に活用できます。余っているビデオカメラを、あえて「窓の外」や「部屋の隅」に向けて数時間回し続ける。またはタイムラプス撮影する方法もあります。どんな鳥や猫が来ているかを知ることができる。
断捨離の記録はどうでしょう。部屋が片付いていく様子を数時間撮影し、後で早送りで見るとモチベーションが爆上がりします。防犯やトラブル対策について、騒音問題や近隣トラブルの際、証拠として長時間録画を活用します。
また、スポーツや楽器の「フォーム診断」に利用できます。ビデオカメラはスマートフォンよりも「光学ズーム」に優れているため、遠くからでも画質を落とさずに撮影できます。ゴルフやテニスのスイングを離れた場所からズームで撮ることができます。
広角レンズ特有の「歪み」がなく、正確なフォームをチェックできます。さらに高画質でスロー再生ができる機種なら、指の動きやインパクトの瞬間を詳細に分析できます。
他に、高性能な「デジタル双眼鏡」としても役立ちます。撮影するだけでなく、モニター代わりにする使い方です。野鳥観察や、大きなホールの後方座席での観劇などです。
ビデオカメラの光学ズームと手ブレ補正は非常に優秀なので、「見えにくいものを拡大して、リアルタイムで背面モニターの大画面で見る」、という使い方が意外と重宝します。
これは試したことはあるかもしれません。10年後の二十歳の自分への手紙のような「未来へのビデオレター」を、定期的に撮ってみる。イベントの日ではなく、「何でもない普通の日」に、カメラに向かって5分だけ今の悩みや好きなものを話します。
1年後の自分や、10年後の子どもに向けて。スマホの動画は埋もれがちですが、ビデオカメラのSDカードに「2026年用」などと決めて保存しておくと、立派なタイムカプセルになります。