Wi-Fiルーターの寿命

 

Wi-Fiルーターの寿命は、一般的に「4年〜5年」が目安とされています。しかし、この寿命には「壊れて動かなくなる」という物理的な側面だけでなく、通信の速さや安全性に関わる複数の側面があります。現在の最新事情も踏まえて解説します。

 

Wi-Fiルーターの寿命を考えるとき、以下の3つのポイントを区別することが重要です。「本体の寿命」、「通信規格の寿命」、「セキュリティの寿命」などです。

 

本体の寿命は、24時間365日の稼働による熱ダメージやコンデンサの劣化があります。通信規格の寿命は、2〜6年で、Wi-Fi 7などの新しい規格が登場し、古い機種では速度が追いつかなくなります。

 

もう一つのセキュリティの寿命は、2〜5年で、メーカーの修正アップデートの提供が終了するためです。もう少し詳しく見てみましょう。まず、「本体の寿命」です。

 

Wi-Fiルーターは常に電源が入っているため、内部に熱がこもりやすく、基板や電子部品が少しずつ傷んでいきます。設置場所が風通しの悪い場所やホコリの多い場所だと、さらに早く寿命を迎えることもあります。

 

次は「通信規格の寿命」です。現在、最新のWi-Fi 7が普及し始めています。10年前に購入したルーターを使っている場合、たとえ「光回線」が10Gbpsなどの高速契約であっても、ルーターが旧規格の、Wi-Fi 4や5であれば、スマホやパソコンで本来の速さを出すことはできません。

 

最後は、三つ目の「セキュリティの寿命」です。ルーターはネットの「門番」です。発売から時間が経過するとメーカーのサポートが終了し、新しいウイルスや攻撃手法に対抗できなくなります。特に「WPA3」などの最新暗号化方式に対応していない古いルーターは、不正アクセスのリスクが高まります。

 

買い替えを検討すべき、「サイン」があります。以下のような症状が出始めたら、故障や性能不足のサインだと認識しましょう。例えば、動画視聴中や会議中にWi-Fiが頻繁に途切れるとかです。

 

また、繋がらない時に電源を抜き差しすると回復するが、何度も繰り返すとか、触れないほど熱くなっている場合も、故障の一歩手前とかです。最新のスマホやゲーム機だけがうまく認識されないこともあります。

 

もし今買い替えるのであれば、以下の点に注目しましょう。今後数年使うことを考えれば、最新規格への対応が安心です。混雑する時間帯でも通信が遅くなりにくい仕組みの対応も必要です。

 

それと、家の中で電波が届きにくい場所がある場合、複数のユニットで網羅する「メッシュ機能」付きが便利です。