花火の撮影術

 

夏の夜を彩る花火。打ち上げ花火と手持ち花火では、きれいに残すためのカメラ設定やコツが全く異なります。

 

1. 打ち上げ花火は、光の「軌跡」を捉える

 

打ち上げ花火を撮る時の最大の失敗は「ブレ」と、光が強すぎて真っ白になる「白飛び」です。一瞬のきらめきではなく、数秒間の光の動きを1枚に収めるイメージで撮影します。

 

撮影のコツとして、三脚とリモートシャッターは必須です。数秒間シャッターを開けるため、手持ちでは100%ブレます。スマホなら三脚に固定し、タイマー機能(2秒)かイヤホンの音量ボタンをシャッター代わりに使って、画面を触る時の振動を防ぎましょう。

 

暗い夜空ではカメラのオートフォーカスが迷子になります。最初の数発が上がったタイミングでピントを合わせ、その後は「マニュアルフォーカス」に切り替えて固定します。

 

また、「バルブモード」を活用する。一眼レフなどの場合、シャッターボタンを押している間だけ光を取り込む「バルブモード」がベストです。花火が「ドン」と開いた瞬間に押し、消えかけた時に離すと、綺麗な尾を引いた写真になります。

 

2. 手持ち花火は、楽しむ「人の表情」を主役に

 

手持ち花火は、打ち上げ花火と違って「花火の光に照らされる人や雰囲気」をセットで撮ると、エモーショナルで素敵な写真になります。

 

撮影のコツとして、フラッシュは絶対OFF。せっかくの暗闇と、花火がもたらす心に訴えかける暖色系の光が、フラッシュの強い白い光で台無しになってしまいます。

 

また、花火を顔の近くの安全な距離に持ってもらい、花火の火花そのものだけでなく、その光で照らされた友達や家族の表情を狙いましょう。横顔や、少し斜め上から見下ろすアングルが綺麗です。

 

それから、線香花火は「背景」を暗くする。線香花火の繊細な火花を際立たせるには、背景に暗い茂みや壁を持ってくるのがポイント。スマホなら「ポートレートモード」を使うと、背景が程よくボケて火花が主役になります。

 

手持ち花火のポイントは、画面の人物を長押しして「露出を少し下げる」と、花火の白飛びを防げて感動的な雰囲気になります。

 

以上のことを参考に、次の花火大会やバーベキューの際に、ぜひ試してみてください。