朝起きると、大切な連絡がないかと思って、まずやるのがメールチェックです。必ずと言っていいほど、通常のメールに紛れて1個、2個の手を替え品を替えの詐欺メールを見ます。詐欺師たちは、夜働いているようです。
昨今また増えて、数万の詐欺報告があるようです。詐欺側に成功例があるので懲りずに送るのでしょう。無反応であれば、こんなにも多くはならないのではと思われます。
例えば、「支払いが未完了です」「料金が未納のため、まもなくサービスを停止します」といったメールやSMSでのメッセージは、現在非常に多く使われているフィッシング詐欺の典型的な手口です。
この詐欺がもたらす恐ろしい影響と、被害に遭わないための対策、万が一のときの対処法をまとめました。
1. 詐欺に遭った場合の影響
もし偽のメッセージに騙されてURLをクリックし、情報を入力したりお金を支払ったりしてしまうと、以下のような深刻な被害が発生します。
クレジットカード決済を促されたり、最近では「PayPayなどのコード決済アプリで送金して支払え」と要求されたり、そのままお金を騙し取られます。取られたときの補償は全くありません。自己防衛するしかありません。
手口は、本物そっくりの偽サイトでカード番号、セキュリティコード、暗証番号、IDやパスワードなどを入力させられ、裏で情報を盗まれます。盗まれたカード情報を使って、身に覚えのない高額な買い物をされたり、別の犯罪の決済に悪用されたりします。
また、Apple ID、Amazon、通信会社(ドコモ、au、ソフトバンクなど)のログイン情報を盗まれると、アカウントを乗っ取られ、勝手に高額なサブスクリプションを契約されたり、登録されているカードで買い物をされたりします。
一度騙されると、「このメールアドレスは騙しやすい」と犯罪者グループの間でリスト化され、大量のフィッシングメールや新たな詐欺の連絡が届くようになります。騙されていないのに届くのですから、全くの迷惑メールです。
2. 騙されないための予防や防止対策
こうした詐欺のメッセージは、実在する企業(Amazon、楽天、電力会社、税務署、大手携帯キャリア、クレジットカード会社など)を巧妙に装って届きます。
まず。メッセージ内のURLは絶対にクリックしないことです。「支払いが未完了」という焦らせる内容であっても、メールやSMSに記載されているリンクは開かないのが鉄則です。
本当に支払いが滞っているか確認したい場合は、そのサービスの公式スマホアプリを開くか、あらかじめ自分で登録しておいたブラウザのブックマークから公式サイトにログインして、マイページや利用明細を確認してください。
そして、「急かしてくる文言」は疑うことです。「本日中にお支払いがない場合、法的措置に移行します」とか、「24時間以内に確認できない場合、アカウントを停止します」など、考える時間を奪って焦らせる文言は詐欺の特徴です。
「未払いの電気料金や税金を、PayPayの個人間送金で支払え」とか、「コンビニでAppleギフトカードなどの電子マネーを買って番号を送れ」といった公共料金や通信料の支払い請求は、すべて詐欺です。公的機関や大手企業がこのような方法で未納分を請求することはありません。
3. 「怪しい」と思ったら・触ってしまったときの対処法
もしも、リンクを開いたが、何も入力していない場合、すぐページを閉じる。サイトを開いただけなら、すぐにブラウザのタブを閉じれば、個人情報を抜かれる可能性は低いです。
クレジットカード情報やパスワードを入力してしまった場合は、カード会社へ即座に連絡して、 すぐにクレジットカード会社の裏面に記載されている電話番号(または公式の紛失・盗難窓口)に電話し、カードの利用停止手続きを行ってください。
入力してしまったアカウントのパスワードを、すぐに強固なものに変更してください。他のサイトで同じパスワードを使い回している場合は、それらもすべて変更しておくと安心です。
次に、実際にお金を支払ってしまった場合は、利用した決済アプリのサポート窓口や、振り込みを行った銀行の「相談窓口」に至急連絡し、詐欺に遭った旨を伝えてください。警察や相談窓口への通報も大切です。
警察相談専用電話は、 #9110(または最寄りの警察署)へ相談し、被害届の提出を検討してください。消費者ホットラインは、 188(局番なし)に電話すると、お近くの消費生活センターに繋がり、専門の相談員からアドバイスがもらえます。