ドローンで撮影したい

 

ドローンでの撮影、つまり空撮は、地上からでは絶対に撮れないダイナミックな映像が魅力的です。素晴らしい映像を安全に収めるための撮影のポイントと、法律や安全面での注意点を分かりやすくまとめました。

 

1. 魅力的な映像を撮るための「撮影のポイント」

 

ドローンならではの視点を活かすには、いくつかの定番テクニックがあります。その一つが、ゆっくりと、かつなめらかに動かすことです。

 

ドローン映像で一番もったいないのは、急な方向転換やカクカクした動きです。プロペラの操作(スティック操作)は、指先でじわっと動かすイメージを意識すると、映画のような安定した映像になります。

 

定番のカメラワークを覚えると上達が早いです。前進と後進(ノーズイン / ノーズアウト)において、 被写体に向かって真っ直ぐ進む、または離れていく基本の動きは、奥行き感が出ます。

 

また、真下を向く俯瞰では、 カメラを完全に真下(90度)に向けて飛行します。地上では気づかない幾何学的な模様(街並み、海岸線、畑など)がアートのように写ります。

 

他に、上昇しながらカメラを下げるティルトダウンにおいて、 スッと上昇しながら、カメラの向きを徐々に下げて被写体を捉え続けると、壮大なスケール感を演出できます。

 

そして、マジックアワーなどの「時間帯」を選ぶことも大切です。日の出直後や日没前の「マジックアワー」は、光が柔らかく影が長く伸びるため、ドラマチックな映像が撮れます。逆に真昼は影が短く、のっぺりした印象になりがちです。

 

2. 絶対に守るべき「法規制と注意点」

 

ドローンは一歩間違えると重大な事故や法律違反につながるため、事前の確認が必須です。まず、航空法と手続きです。100g以上の機体は、国交省への登録と「リモートID」の搭載、または免責手続きが義務化されています。

 

また、飛行禁止エリアの確認も怠りません。空港周辺、150m以上の特定高度、そして人口集中地区の上空は原則飛行禁止です。国土地理院の地図などで事前に確認しましょう。

 

夜間や目視外などの飛行ルールもあります。 原則として「日中」や「目視内(自分の目で機体が見える範囲)」での飛行がルールです。これらを外れる場合は事前の国土交通省への申請と許可が必要です。

 

現場での安全やその他の注意も知っておきましょう。その一つに、バッテリー管理があります。 ドローンのバッテリーは気温に影響されやすいです。特に冬場は持ちが悪くなるため、残量30%を目安に手元に戻す余裕を持ちましょう。

 

また、周囲への配慮としてプライバシーと騒音にも気をつけたい。他人の家の敷地や窓が写り込まないよう注意が必要です。それと、ドローンのプロペラ音は意外と響くため、近くに人がいる場合は、声をかけるなどの配慮を心掛けます。

 

電波障害にも注意しましょう。 高圧電線、電波塔、大きな鉄筋コンクリートの建物の近くは、電波が乱れてドローンが制御不能になるリスクが高まります。

 

もしもあなたが初心者なら、次のことを心にとめおきましょう。初めて飛ばすときは、いきなり本番の景色を狙うのではなく、GPSがしっかり受信できる「広くて障害物のない安全な場所」で、離着陸とホバリングを徹底的に練習するのが上達への近道になります。