最近動物園での動物とのふれあいイベントが、少なくなってきているようです。何でも動物にストレスがかかり、体調を悪くするようです。でもそんな動物と触れ合っている場面は微笑ましい限りです。カシャカシャと写真をとればストレスになるのかもしれません。そうならないような撮影の方法を考えてみたいと思います。
動物とのふれあいイベントが減っているのは、少し寂しい気もしますが、動物たちのウェルビーイング(心身の健康)を考えると大切な流れなのかもしれません。
動物にストレスを与えず、かつその微笑ましい瞬間を記録に残すための撮影のコツをいくつか紹介します。
1. 「音」と「光」を完全に消す
動物にとって、人工的な鋭い音や光は大きな刺激になります。ゆえにシャッター音を消す。 スマートフォンの「消音モード」や一眼レフの「サイレント撮影機能」を活用しましょう。「カシャッ」という高音は、聴覚の鋭い動物には想像以上の衝撃です。
フラッシュは厳禁です。 突然の強い光は動物を驚かせるだけでなく、目に悪影響を与えることもあります。設定で「強制発光禁止」になっているか事前に確認しておくと安心です。
2. 「ズーム」を活用して距離を保つ
「近くで撮りたい」という気持ちが、無意識に動物を追い詰めてしまうこともあります。だから、物理的な距離を置く。 ふれあい中であっても、カメラを顔のすぐ近くに持っていくのではなく、少し離れた位置からズーム機能を使って撮影しましょう。
また、視線を外す。 動物と目が合い続けることを「威嚇」と捉える種類もいます。レンズ越しにじっと見つめすぎず、時折カメラから目を離して、リラックスした雰囲気を作ることが大切です。
3. 動物の「意思」を優先する
「いい写真を撮ろう」と粘りすぎないことが、結果として良い写真につながります。要するに、長居をしない。 撮影時間は短く切り上げましょう。動物が顔を背けたり、その場を離れたがったりしたら、それが撮影終了のサインです。
また、自分から動かない。 動物が自ら近づいてきた瞬間を待つスタイルに変えると、動物の表情もより自然で穏やかなものになります。
4. 背景や周囲の物語を撮る
動物のアップだけでなく、ふれあっている周囲の空気感を撮るのも素敵です。そのためにも引きの構図が大切です。 飼育員さんや周囲の風景を含めて遠目から撮ることで、その場の優しい雰囲気を切り取ることができます。
以上のことより、動物たちの体調を最優先に考えながら、そっと見守るような気持ちでシャッターを切ることが、一番の「微笑ましい写真」への近道かもしれません。もしカメラを使わずに目に焼き付ける時間を増やすと、また違った発見があるかもしれません。