生成AI(ChatGPT, Gemini, Claudeなど)は非常に便利ですが、世界中のどこでも使えるわけではありません。主に政府の検閲、制裁、またはデータプライバシー規制などといった理由で、利用が制限されている国があります。
一般的に「いつものAI」が使えない、あるいは制限が強い主な国は以下の通りです。
1. 政治的・検閲上の理由で制限されている国
これらの国では、政府が情報流入をコントロールするため、あるいは独自のAI開発を優先するために、主要なAIサービスをブロックしています。中国は、ChatGPTやGeminiなどは公式には利用不可。代わりに「アーニー・ボット(Ernie Bot)」などの国内AIが普及しています。
北朝鮮は、インターネット利用自体が極めて制限されています。ロシアは、ウクライナ侵攻に伴う制裁や、企業側の自主的なサービス停止により利用が困難です。イランは、米国の経済制裁の影響で、多くのアカウント作成やアクセスが制限されています。
2. 過去に一時禁止や厳しい規制があった国
技術そのものを禁止しているわけではありませんが、個人情報保護の観点から一時的にストップがかかったケースです。イタリアは、2023年にデータ保護の懸念から一時的にChatGPTを禁止しましたが、現在は解除されています。
欧州連合 (EU)は、「AI法」という世界初の包括的な規制があるため、新機能(Geminiの最新版やApple Intelligenceなど)の導入が他国より遅れることがよくあります。
3. サービスの提供対象外
単にその企業のビジネス展開が追いついていない、あるいは電話番号認証がその国の通信網に対応していないケースです。アフリカや中東の一部地域は、インフラや経済制裁の関係で、GoogleやOpenAIのサポートリストに入っていない国があります。
さて、旅行や出張で海外へ行く際の注意点として、もしこれらの国へ行く場合、以下の状況に直面する可能性があります。「お住まいの地域では利用できません」と表示されることがあります。
また、アプリがダウンロードできないこともあります。App StoreやGoogle Playで検索しても出てこないこともあります。普段通り使うには、VPN(仮想専用線)経由で日本や米国に、接続する必要がありますが、国によってはVPNの利用自体が、違法になることもあるので注意が必要です。
以上、海外旅行や仕事で海外に赴く人たちなどに、役立つ情報であれば幸いです。