「BD(ブルーレイディスク)レコーダーの生産終了」というニュースを聞くと驚きます。実はこれ、すべてのメーカーがやめるわけではなく、主要メーカーが段階的に撤退・縮小しているというのが正確な状況です。
特に2026年2月、世界で初めてBDレコーダーを発売したソニーがBDレコーダーの出荷を順次終了すると発表したことが、大きな衝撃を与えています。
なぜこのような状況になっているのか、主な理由は以下の3点に集約されます。
1. 動画配信サービスの圧倒的な普及
Netflix、YouTube、Amazonプライム・ビデオなどの普及により、「番組を録画して保存する」という文化そのものが薄れています。
見逃し配信の充実もあります。「TVer」などがあれば、録画し忘れても後から無料で視聴できます。また。ディスクに焼いてコレクションするよりも、見たい時にネットで検索して見るスタイルが主流になりました。
2. 「外付けHDD」への移行
テレビ本体に録画機能が標準搭載されるようになり、高価なレコーダーを買わなくても、数千円の外付けハードディスクを繋ぐだけで事足りるようになりました。
また、多くのユーザーにとって「ディスクにダビングして残す」必要性がなくなり、「見て消す」だけならHDDで十分という判断が広がっています。
3. コストと市場の縮小
録画用BDディスクの需要減により、メーカーにとっての利益率が悪化しています。ちなみに、パナソニック(2023年)やソニー(2025年)が、すでに録画用の空ディスクの生産を終了・完了させています。
そもそも「録画してディスクに残す」という習慣は、日本特有の文化であり、世界市場ではストリーミングが主流です。日本市場だけのために新機種を開発し続けるコストが見合わなくなっています。
では、今後はどうなるのでしょう。現状、BDレコーダーを継続している主な国内メーカーは以下の通りです。パナソニックは、国内シェアトップであり、全録モデルなどを中心に継続中です。
ソニーは、この動画を作ったきっかけにもなりますが、2026年2月より順次出荷終了を発表しました。シャープは、継続中だが、ラインナップは整理傾向があります。TVS REGZAは、継続中で、全録(タイムシフトマシン)機能に強みを見せています。
以上、もしあなたが「お気に入りの番組をディスクに残したい」派であれば、パナソニックやREGZAが有力な選択肢となります。ただし、業界全体としては「録画機」から「配信視聴用デバイス」へとシフトしているのは間違いありません。