歌「人生は素敵なゲーム」

 

モニターの明かりが 夜を塗りつぶして

僕らは剣を振る 見えない戦場で

誰かとすれ違い 誰かと繋がって

社会の喧騒と ここはよく似ている

 

キーボード叩く指 君の名前を呼ぶ

勝率は五分五分 最高のライバルさ

「次こそは勝つよ」と チャットで笑い合う

二人の距離は 光ファイバーを越える

 

最強の敵を前に 協力を求めた

君がいれば 絶対 勝てる気がしたんだ

だけど画面に浮かぶ 「GAME OVER」の文字

僕らの冒険は そこで終わったはずだった

 

落ち込んだ駅前の 小さな居酒屋で

「残念会」の旗が 僕らを待っていた

初めて会うはずの 君のその瞳

なぜか ずっと前から 知っていた気がした

 

アバターの装備を 脱ぎ捨てた君は

戦友というより もっと眩しい存在で

不意に触れた指先 バグじゃない鼓動

物語の続きが 今から書き換わる

 

あの日負けたから 僕らは出会えた

最強の敵に感謝なんて 柄じゃないけど

予定調和の ハッピーエンドより

予想外の展開が 僕らを動かした

 

世界は残酷な どこも対戦ゲームで

負け続ける日も あるけれど

隣で笑う 君がいるだけで

今日というステージは コンプリートだ

 

ラスボスには 負けたけど

人生のゲームは 僕らの勝ちだ

リトライは いらない このまま二人で

「次もよろしくね」と 君が笑った