「スマホ認知症」とは、医学的に正式に認められた病名ではありませんが、スマートフォンの使い過ぎによって脳が疲労し、認知機能の低下が見られる状態を指す言葉として一般的に使われています。まるで認知症のような症状が現れることからこのように呼ばれています。
主な原因としては、以下が挙げられています。
スマートフォンを通じて絶えず大量の情報に触れることで、脳が処理しきれなくなり、疲弊します。特に、浅い情報処理に偏りがちになることも指摘されています。
対面での直接的なコミュニケーションが減少し、スマートフォンを通じたやり取りが中心になることで、脳の活性化が不足したり、非言語的なコミュニケーション能力が衰えたりする可能性が考えられています。
就寝前にスマートフォンを使用することによるブルーライトの影響などで睡眠の質が低下し、脳が十分に休息できないことが認知機能の低下につながるとされています。
スマホ認知症でみられるとされる具体的な症状には、以下のようなものがあります。
物忘れの増加(人の名前が出てこない、何をしようとしたか忘れるなど)、集中力や注意力の低下、思考力や判断力の低下、言語化能力の低下、計画性や創造性の低下、意欲の低下、情緒不安定やイライラ、漢字が思い出せない、簡単な計算ミスが増えるなどです。
これらの症状は、実際の認知症とは異なり、スマートフォンの使用を控えるなど、脳を休ませることで改善されることが多いと考えられています。しかし、状態が続くと若年性認知症のリスクを高める可能性も指摘されており、注意が必要です。
「スマホ認知症」は、現代社会におけるスマートフォンの普及に伴う新たな問題として認識されており、過度な使用が脳の機能に影響を与える可能性について警鐘が鳴らされています。