今日11月3日は毎年恒例の入間基地航空祭が開催されました。 心配された天気も雨だけは避けられましたが全体に雲が多く、航空祭としては残念な天気でした。今回は展示機も少なく、毎年来るF-4EJやE-2C、P-3Cなどの姿もありませんでした(E-2Cは東シナ海方面の監視活動でフル稼働状態のようです)。さらに目玉のブルーインパルスも松島基地でのバードストライクの影響から予備機なしで5機のみの展開となり変則的な展示飛行になっています。そういえば先月、朝日新聞北海道報道センターのツイッターで記者が「ある格安航空会社の機体の主翼に凹みが見つかり2便欠航した。鳥がぶつかったらしいがそんなことで凹むものなのか。」などと「こんなやつでも朝日新聞なら記者になれるんだ」と思わせるほど記者として恥ずかしいほどの無知丸出しのおバカ記事を載せていましたが、実際には墜落事故に直結する可能性もある事態なので、事故にならなかった事はなによりです。
今回は天気が不安定な中での航空祭、満足いく撮影とは言えないのが残念でしたが何枚か写真を貼っていきたいと思います。
まずは地元、航空総隊司令部飛行隊のT-4。
この後、入間ヘリコプター輸送隊や百里救難隊、第402飛行隊の飛行展示とつづきます。
入間基地に所属する第402飛行隊は先日の台風26号によって大きな被害を受けた伊豆大島に日夜を問わず救援物資の航空輸送を行っていました。台風直後の数日間は深夜0時以降、場合によっては午前2時ごろでも空輸任務に当たっていました(自分の家の上空が離陸経路なので音でわかります)。
昼休憩をはさんでいよいよメインイベントであるブルーインパルスの展示飛行。先に書いたように今回は4番機を欠いた5機編成の変則メニューとなっていて、普段はあまり見られない内容となっていました。
と、ここまで飛んだときに「空域内に他機が進入した為に一時展示飛行を中断します。」とのアナウンス。この後しばらく飛行場空域から離れて在空待機していましたが、結局そのまま展示飛行中止、終了となってしまいました。昨年最後数科目を残して2番機にバードストライクがあってミッションストップがありましたが、2年連続で最後まで展示飛行ができないという事態になってしまいました。
後の情報では基地の北側数キロにある医療施設に急患輸送の県防災ヘリコプターが接近中ということだったようです。
そのあとは小松基地第303飛行隊所属のF-15J/DJ、三沢基地第3飛行隊所属のF-2Aが帰投のため離陸し、この日の飛行展示が終了となりました。(画面表示では機首が切れていますが画面クリックで先端まで写った状態になります。)
この日の航空祭、航空自衛隊第1高射群オリジナルゆるキャラ、「パックさん」が登場しました。地対空ミサイルPAC3をモチーフにしています。「PAC3(パックスリー)」なので「ぱっくさん」という事です。
ちなみにこちらがPAC2/3のキャニスター。向かって左(奥側)がPAC3、右(手前側)がPAC2です。これの説明をされていた隊員の方(3等空佐でしたので指揮官クラス、3佐は米軍や旧日本軍でいえば少佐)がとても気さくで楽しい方で解りやすく説明をしてくれていました。
そして、こんな意外な人も。
毛呂山町のゆず娘、朝子さん。約一年前に「鎌北湖紅葉撮影会」で撮らせてもらって以来の再会でしたがありがたい事に覚えていてくれました。今年も紅葉撮影会で他の2人のゆず娘と一緒にモデルを務める事になるようです。その撮影会、今年は11月24日日曜日に予定されています。
今年も航空祭としては消化不良気味になってしまいました。年に一度の楽しみなので来年こそはすっきり気持ちよく終れるように期待してまた一年を過ごしたいと思います。
追伸:日本シリーズは楽天が優勝しました。東北に明るいニュースになりました。