当日は入り口で金属探知機を通り、受付で判事の名前とアポイントがある事を伝えて36番法廷へ。

この王立裁判所内には大小100室くらいの法廷があり、家裁部分は別館みたいな端っこにあり結構歩きましたorz

しかもところどころ2,3段の中途半端な段差があり私は娘を抱っこし、夫はベビーカーを担ぎ外は息が白くなるくらい寒かったのに私は汗だく💦

この日は午前中に代理母のParental Orderが3件あってうちらは2番目。

前後のファミリーとそれぞれすれ違ったのですが1番目はインド系で3番目は白人ファミリーでした。

法廷の外のソファで待っていると1番目の家族が出てきてついにうちらの番！ドキドキ💓

この画像Gov.ukで拾ったけど中はこんな感じ。もうね、まんまハリーポッターの世界です。

別角度

私たちはこの黄色い★マークあたりに座って判事は赤い椅子に着席

判事と書記とアシスタント2人とおばちゃんスタッフ1人でトータル5人が私たちと向かい合って座っていました。

判事も娘がぐずったら中断して落ち着くまで待つので遠慮なく言って下さいとのこと。さすがparental orderご専門の判事だこと

赤ちゃん慣れしている。

しかも判事と書記以外がずっと顔芸とかして娘をあやしてくれて場所見知りが激しい娘もずっとご機嫌

外面良し子で助かりました

始まって早々2,3個質問に答えた後、判事が一旦バックヤードに退出してまた再登場！

そして判事が5分くらいに及ぶstatementを読み上げます。

時系列に3/5にポーランド入りした時からウクライナ脱出までにあった出来事をつらつらと。

まだ一年も経っていないのにもはや遠い記憶になりつつある人生最高で最悪の13日間を私は頷きながら頭の中で静かに振り返っていました。

そして最後に、

There is no doubt から始まった一文

英国法において、申請者(私たち)を〇〇(娘の名前)の両親とすることに疑いの余地はない。

夫の目に光るものが見えました。

そしてその場にいたスタッフたちからの

Congratulations！

これでウクライナでもイギリスでも名実ともに娘の両親となりました。

最後に判事と写真撮影して退室。

この日に続き2回親にしてもらった気分でした。

3月に日本を経ってからこの日までエージェント、マリーナ、イギリスの弁護士やイギリス大使館、イギリス政府関係者とのやりとりなどほとんどの事務作業を夫がしてくれました。

日本では夫の日本語がカタコトということもありいつも私が役所関係や税金、年金などの手続きをしていて、頼り甲斐があると思ったことは正直あまりなかったのです。。

でもこの一年弱ウクライナ、ポーランドそしてイギリスでしてくれたことは到底私にはできないことで感謝してもしきれません。

たぶん一生頭が上がらないと思う。

そして今改めて、この人との間に子どもを授かれて本当に良かったなと心の底から思えます。

これにて私たちの代理母journeyは完結です！

【代理母・完】王立裁判所に行ってきた！3