犬のがんの治療の現状 | ペットのがん治療 犬の細胞免疫療法

犬のがんの治療の現状

人の医療に準じると、がん治療には三大治療法
(外科、放射線、化学)があります。
しかしながらペットの場合、その中の一つである放射線治療は
まず不可能というのが現状です。不可能と言う意味は、放射線
治療を行える医療施設が非常に限られているということです。
そうなると実際行われているワンちゃんを含めペットのがんの
治療法は

外科的治療法
化学療法
その他

となります。

現在一番多く動物病院の現場で行われるのが外科的療法です。
腫瘍という異性物を100%取り除くことができれば、当然
治療効果も高まります。また外科的いわゆる「切除する」と
いうことは、がんの解決には確かに一番治療の効果が顕著に
現れます。
しかしながら、がんの外科的処置は獣医師の技量、つまり
経験や腕で大きく結果が変わってしまうことがあります。
単に切除すれば良いと言うだけでなく、切除後の予測も
十分立てられなければなりません。

少しは無しがずれますが・・・

飼い主様の動物病院に対する疑問をアンケートにすると
料金と評判を知りたいという結果がいつも最上位です。
ガンだけでなく、他の病気に対する診療について非常に
不明瞭な部分が飼い主様の中にあるのだと思います。
ガンとの戦いは当然命を維持するだけでなく、獣医の対応次第で
その子の人生(人生というと擬人化してしまいますが)を
大きく左右してしまいます。
そのためには飼い主様の理論武装、すなわち高度な知識を身に
つけておく必要があります。
また担当する獣医師も対等に話せる、そして話してくれる獣医師で
なければなりません。
ただ人の医療と違い、ペットの場合、病院を探す範囲は限られて
しまいます。たとえ名医がいたとしても、電車に乗ったり、車で
行くといっても相当狭い範囲でしか行動できません。
そうなると「最高」の動物病院を飼い主様が活動できる範囲で
探さなければなりません。
下手をすると、お住まいのある地域で、獣医療の質の格差がでて
いるかもしれませんね。
ただそれを比較できる算段は一切ないのが実情です。

がんばらなければなりません。