(家族の写真を持って、捜し回る人たち)

「息子を見かけたら、お願い、ここに連絡して」

と、上の映像では、母親がお願いしてますね。

ミッシング(Missing、行方不明)

赤十字社のボードに貼り付けられた行方不明者たちの顔写真。

レイテ島、サマール島では、

11・8 台風ヨランダ(30号)が家を破壊し、多くの家族が離れ離れになった。

以来、家族と連絡が取れなくなり、ほうぼう捜し回っている人たちがいる。

レイテ島から脱出しようとしている人は多いが、逆に家族を捜しに、外からレイテ島へやってくる人たちがいる。

現地の英字メディアに、レイテ島の中心都市タクロバンへ娘を捜しにやってきた46歳の男性カリート・ゲイトスさんの話が載っていた。

「台風以来、娘と連絡が取れない。どこへ行ったのかわからない。生きているのか死んでいるのかもまるでわからないんです」

と、カリートさんは娘の写真を手に語った。

娘は18歳。

カリートさんのうちは隣のサマール島で、やはり台風が直撃し、ダメージを受けたがまだ立っているという。

タクロバン市内に住んでいた、18歳の娘の家を知りたがっている。

「娘はタクロバンで、医療技術の学生をしています。タクロバンの下町のどこかに住んでいた。私は娘をどこから捜したらいいのかも、わからないんです。

どうにかして娘を捜したい。娘の母親は彼女を待っています」

カリートさんは、タクロバン市役所の敷地内に仮設でつくられたフィリピン赤十字社の机へ向かった。

ボランティアは、行方不明者の報告をノートに記録した。

フィリピン政府は18日、台風ヨランダによる死者3976人、行方不明1602人と発表した。

別の女性は、台風ヨランダがやってくる前日(木曜日)午後、スカイプで、タクロバンに住む兄弟と通信した。それ以来、連絡が途絶えている。

彼女はこう言った。

「まさか、あの時の会話が最後の時間でないことを心から願っています」



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