フィリピン現地の最大手メディア、インクワイアラーが、邦人男性(42)が逮捕されたと、2月28日に報じました。内容は次のようなものでした。


日本人が同じ日本人からカネを奪ったとして、刑務所に入れられた。

静岡県出身の男性Aさん(61歳)からコンプレイン(苦情)が申し立てられた水曜(2月27日)の午後、42歳の日本人男性Bさんはアンティポロ市のマヤモット・バランガイの家で、逮捕された。

Aさんによれば、今週前半、ケソンシティで、ビジネスパートナーBさんに、140万円(約50万ペソ)を奪われたのだという。

Aさんは火曜日(2月26日)、Bさんと別の日本人と2人のフィリピン人と4人が乗るバンに乗せられ、

ケソンシティのクバオの「アリモール」のあたりで、車の中でホールドアップされたという。

Aさんは、銃口を向けられ、現金の入ったクラッチ・バッグ(肩ひものついていないバッグ)を奪われたという。

逮捕されたBさんは、重機(特に風力発電機)の商取引で、Aさんとはビジネスパートナーの関係にある旅行者だった。

ケソンシティ警察の担当者は、逮捕されたBさんと一緒にいたフィリピン人は、以前、外国人をえじきにしていると申し立てられた詐欺師の逮捕歴がある、と話した。

Aさんは、Bさんと他の容疑者から、昨年12月、彼らのパートナーになるように誘われたと話した。

Aさんは、1100万円の価値のある風力発電機器49個と、証券取引委員会に登録された新しい会社のための原資として、280万円を提供したと話した。

しかし、今年1月に、Bさんが関税の支払いとして100万円を求めた時に、Aさんは疑いを持つようになった。

Aさんが送った機械の荷受人のアドレスは、パラニャケ市の人気のない倉庫であることにも気づいたという。

火曜日(2月26日)の朝、Aさんは、問題について議論するためにビジネスパートナーと話し合いを設定した。Bさんは、パシグ市のオルティガスセンターにあるホテルにいるAさんをむかえに行き、クバオに連れて行った。

車に乗っている間、口論となり、フィリピン人の一人がAさんに拳銃を向け、Aさんのクラッチ・バッグを奪ったという。

そして、BさんはバンからAさんを押し出した。

AさんはQCPDへ、フィリピン人の友人の助けで告訴を起こした。

警察は、Bさんのアンティポロ市の家で16時間の監視を行った後に、逮捕したという。


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インクワイアラーが上の記事を報じたのは2月28日でしたが、きょう3月2日付けのまにら新聞では後日談を報じてました。

「その後の捜査で、2人のうち1人の日本人男性(42)=沖縄県=が強盗容疑で逮捕、送検されたが、証拠不十分で1日に釈放された。残り3人は逮捕されなかった」

「担当検察官は1日、容疑者男性の逮捕は被害男性の供述だけに基づいたものであり、別の目撃者の証言と異なる点が多く、証拠不十分として釈放命令を出し、男性は同日中に釈放された」

と報じています。

一体、逮捕されたり釈放されたり、どうなっているんでしょう。釈放されたのは、申し立てをしたAさんが話す事実関係にも、違う点があったのでしょうか。

日本人同士で儲け話があって、それがこじれて、警察沙汰になったんだろうな、ということが漠然と推察できますよね。

今回の事件とは関係ないのかもしれませんが、いろんな投資話が出回っています。その中で、最近はやっているのが、原子力に替わる代替エネルギーとして、ガスや水力、太陽光などの発電をやらないかという投資話。うかつに乗って、あとで後悔しないように、ご注意下さい。



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