$カイビガンの休日
(入り口の向こうに待ち受けるのは圧倒的勝利か、惨敗か。マニラパビリオンホテル&カジノの入口)

30代とおぼしきフィリピーノの客が、1万ペソのチップ5~6枚を持って、他のテーブルから移って来た。

彼は着るものは柄のシャツでラフなスタイル。特に身なりがいいわけではない。こんなにどうやって積んだのだろう。

彼は、バンカーに4000ペソ、タイ(引き分け)にも3000ペソのチップを置いた。
他の客もついてる男に乗れとばかりに一斉に、よってきて、バンカーに賭けた。

わたし一人、手持ちのすべてのチップ1000ペソをプレイヤーに賭けた。
わたしの手元に配られた2枚のカードをゆっくりとめくると、5と2

ついてる。7だ。強い数字だ。ココロの中でヤッタと叫びながら、カードをオープンした。

絞り役の彼はトランプのカードの隅っこからジワジワと折るように曲げながら、めくっていって、

ふうーダメだというふうに首をふってカードを見せた。

4と8

つまり2だ。

もう1枚、3枚めのカードがディーラーから彼に配られた。

彼は、再び、じわじわとカードを折り曲げながらめくっていく。

わたしはピクチャー、ピクチャーと心の中で呪文のように叫んだ。キング、クイーン、ジャックの絵柄(ピクチャー)のカードが出れば、私の勝ち確定だからだった。

一瞬、時間が止まった。

男はニタッと笑って、フォーーーと奇声を上げて立ち上がり、自慢げにカードを中央に開いて見せた。

なんだ、どうしたんだ。そこにいた全員がカードに視線を注ぐ。

5だ!!!

5だ!!!

プレイヤー7
バンカー7

で、タイとなったのだ。信じられない。

彼はタイに3000ペソも賭けていたのだ。8倍なので、一瞬のうちに2万ペソ以上にもなったわけだ。彼のテーブルの前には1万ペソのチップが7枚にもなっていた。

陽気なかれのまわりでは空気が踊っていた。



だが、こうしたカジノは日本では禁止されています。カジノは非合法で、このような賭博をやっていれば客もパクられ、賭博罪などに問われます。

そうなれば当然、会社もクビだろう。へたをすればテレビや新聞のニュースとして顔や氏名だって報道されるかもしれない。

そうした非合法カジノでもっとも人気の高いのがバカラなのである。

だが、ここフィリピンではカジノは公社のPAGCORが経営している公営ギャンブルだ。
お上に認められ、立派な観光資源の1つとなっている。
日本人がフィリピンでカジノをやる分には全く問題がない。

国境を超えればまるで違ってくる。
法律なんて、所詮そんな程度のものなのだろう。

日本ではカジノをやらず、フィリピンで合法的にエンジョイしましょう~



                                  (つづく)






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