カイビガンの休日

ここらでホッとひと息、マニラ湾の夕焼け。

海に浮かんでいる船には SARANGANI (サランガニ)と書いてありました。

調べたら、ミンダナオ島の南部にある州で、もともとは南コタバト州の一部だったのが、1992年に新設されたとありました。

いつもはサランガニ湾に停泊している船なのでしょうか。

徒然草より

日暮れ道遠し、吾が生(しゃう)既に蹉跎(さだ)たり、諸縁を放下(ほうげ)すべき時なり。信をも守らじ、禮儀をも思はじ。この心を持たざらん人は、物狂ひともいへ。現(うつう)なし、情なしとも思へ。譏(そし)るとも苦しまじ。譽むとも聞きいれじ。

(意味)

 日は暮れたが道は遠い。自分の人生はもう先が見えているというのに。いまこそ世俗と縁を切る時だ。信義をも守らず、礼儀を気にすまい。こんな心を持たない人は、気がふれたとでも言うがいい。正気を失った、情けないと思わば思うがいい。人にそしられても苦しまない。誉められても聞きいれない。そんな心境だ。


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