彼は１７歳
フィリピンのマラテのアドリアティコ通りを歩いていて乗せてもらった。
マラテ教会まで３０ペソ（約６０円）
約束通りだったし、気に入った。
なかなか好青年で、わたしを見かけるたびに、おーいと声をかけてくるようになった。
KTVで歌い、深夜３時頃に通りにでると、まだペダルをこいでいた。
この乗り物、初めてフィリピンに来た時にはなんてチャーミングな乗り物と思った。
バイクにサイドカーをつけたものを「トライシクル」、自転車にサイドカーをつけたものは「ペディキャブ」とか「サイドカー」などと呼ばれる。
タクシー代わりに大変便利だ。特に近場へ行く時には使いやすい。
１７歳の青年は、額に汗をして、ひたむきにペダルをこぐ。雨の日も炎天下の日も、毎日、エルミタ・マラテの歓楽街を疾走して、頑張っている。
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