フィリピン・マニラ市のエルミタ・マラテの治安は、大丈夫なのでしょうか?

それを考える上で、節目となるかもしれない記事が、交流のあるブロガーさんのブログに載りました。
3日前の「日刊まにら新聞」(4月18日付)の記事です。



現職警官送検
邦人を連れ去った警察官が強盗容疑で送検されたが、拉致、監禁は外された

 首都圏マニラ市で5日、旅館経営の岩崎欣一さん(53)=新潟県上越市=が警官を名乗る3人組に連れ去られ、現金などを強奪された事件で、首都圏警察マカティ署は17日、事件に関与した現職警察官3人を強盗容疑でマカティ地検に送検した。

しかし、容疑内容に拉致や違法監禁などを含めなかった。

 岩崎さんは5日午後、同市エルミタ地区の路上で、警官を名乗る男性3人組に「路上喫煙は禁止されている」と言い掛かりをつけられ、車で連れ去られた後、現金など約70万円相当を強奪された。

 同署の担当捜査員は、マニラ新聞の電話取材に対し、拉致や違法監禁容疑を適用しなかった理由について「路上喫煙はマニラ市条例に違反する行為だったため、(岩崎さんを)連行した。拉致や違法監禁には当たらない」と説明した。

 しかし、岩崎さんは実際には警察に連れて行かれず、手錠を掛けられたまま車で約1時間、マニラ、マカティ両市内を連れ回された。

この点について、同捜査員は「現場で起きたのはあくまで強盗。拉致や違法監禁ではない」と繰り返すだけで、送検の容疑が強盗だけになった理由を明確に説明しなかった。

 岩崎さんが言い掛かりをつけられたマニラ市の条例によると、喫煙禁止場所は

①バーや飲食店

②ナイトクラブ

③劇場

④可燃物の倉庫

⑤ジプニーや路線バス

⑥商業施設

⑦小学校、高校⑧病院

など。違反者には罰金300ペソの支払いか、2日以内の身柄拘束が科される。

岩崎さんが喫煙していた路上は、これら禁止対象の場所に含まれていない。


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さて、警察が、警察官の引き起こした犯罪に対して、身内に甘いのは日本も同じです。

身びいきってやつですね。

何故、拉致、監禁での罪状がつかないんだという、まにら新聞の主張はもっともなんですが、今回はちょっと横に置いておきましょう。

大切なのことは、エルミタ・マラテで昨秋から連続していた邦人連れ去り連続事件の容疑者3人の現職警官を、強盗容疑で送検したということだと思います。

送検したということは、おそらくは、これから裁判にかけられ、犯罪が暴かれ、フィリピンの法に照らして、罪に問われるということです。

警官2人は岩崎さんの事件だけではなく、4月7日に起きた、マラテ教会付近で40代の韓国人男性2人から現金2万ペソを恐喝した事件も引き起こしている。

3人はいまや被告の立場。警官はクビでしょう。
有罪判決が下れば、囚人として服役する可能性が高い。

となると、マニラの普通の警察官はどう思うでしょうか。

こういうことをするとヤバイ、家族もいるし、マズイ。

ではないでしょうか。

ということは、エルミタ・マラテではこれまでのように、警官からのあからさまな犯罪にはあわなくなるということなのではないのか。

岩崎さんは車の中で手錠までかけられていたそうで、ヒドすぎますよね。

今度は、手錠をかけていた、警官3人に手錠がかけられたわけです。

もう一つ。

岩崎さんが喫煙していた、路上での場所がじつは禁止対象の場所ではなかったというオチ

まったくの言いがかりだったわけですね。

私はタバコを吸わないので、無関係なんですが、禁止場所はバーや飲食店、ナイトクラブなどだったんですね。これは意外でした。

警官から今後、言いがかりをつけられても、禁煙区域でない限り、つっぱりましょう。

とにかく、これで万事解決ではないにせよ、

治安という振り子は悪い方向ではなく、いい方向へは振れるはず。

少なくとも、ロビンソン周辺での、警官による連れ去りは収まるのではないか。

もしかしたら、また、

エルミタ・マラテをふらふらと散歩し、KTVをはしごしても大丈夫なんじゃないか

と、期待してます。




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