$カイビガンの休日
(ローズは工場で昼も夜も働いた)


生きるとは何か。

みんな、ほとんどわかんないで死んでいく。

元ホテルのウェイターだった友人は、お茶しながら言った。

「楽しみがあるから生きていける。何もなければ生きていてもしょうがない」

確かに、一面の真理だとは思ったーー。

人生いろいろ フィリピーナもイロイロ



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(前回の続きです)

フィリピンのヌエバエシハ出身のローズ(30)はフィリピンで日本人男性と結婚し、また日本へ舞い戻ってきた。

彼女にとっての楽しみは一人娘の成長と、家族。

日本からスマホでスカイプ(インターネットを使った無料の国際電話)して、娘との会話を楽しんでいた。

「わたし、フィリピーノとの間にできた娘がいるの。娘はまだ学生で、フィリピンにいるんだけど、学校にお金かかる。日本から仕送りしてます」

 日本では、はりきって仕事を始めた。

どんな仕事をしていたのかと聴いたら、夜の仕事ではなく、大手筆記用具会社のボールペン工場で働いたという。

「ベルトコンベアが両脇にあって、その真中にこうやって立つの」

彼女は、自分が立っている様子をジェスチャー入りで説明した。

コンベアをどんどん流れていくボールペン。早くチェックしないと、流れていってしまう。それもコンベアは左右に2台もある。チェックよー。

「ボールペンにインクがちゃんと入っているかどうか、インクの検査です」

午前8時から午後5時まで、休憩以外はずっと立って仕事をしていた。

午後7時までの残業は認められていたから、仕事がある時には残業した。

工場では、フィリピン女性が15人くらい働いていた。

不況によるしわよせは、弱い所にほど厳しい。

このボールペン工場で働くフィリピーナたちにも、不況がしのびよってきた。



             ーーーーーーつづくーーーー



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 きょうの女子フィギュアスケート 
今月11日、米コロラドスプリングズで開催された「四大陸選手権2012」で女子フィギュアスケート2位に輝いた浅田真央選手の演技です。

トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑んだが、回転不足を取られました。

でも、浅田選手はようやく自信が出てきたようで、新しいトリプルアクセルが完成しつつあるようです。

次は、3月26日開幕の世界選手権(ニース=フランス)です。



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