カイビガンの休日
(マラテのロビンソン1階にあるスタバは、外国人客が多く、日本人の姿もちらほら.
私はここでお茶するの好きです)

マニラを代表する繁華街であり、日本のKTVやナイトスポットが密集するエルミタとマラテ。そのど真ん中に位置するロビンソンモールの前で、白昼堂々と66歳の日本人男性が灰色のバンに押し込まれ、連れ去られました。

 車の中では手錠をかけられ、警察官の格好をした2人組にピストルを突きつけられて金を出せと脅かされたという。

 この震撼とする事件が起こる約1カ月前、これと酷似した事件があったという情報提供がなされていました。

それは、フィリピンのマニラベイカフェ(旧LAカフェ)へ客として行った男性により、「2ちゃんねる」の掲示板にひっそりと情報提供されていました。とくに騒がれることも報道されることもなかった。

わたしがそれを読んだのは、まだ66歳の男性の連れ去り事件が起きる前でしたから、事件前に書きこまれたものであることだけは確かです。

真偽はともあれ、その大まかな内容というのは、こういうものでした。
仮にAさんとすると、昨年11月末、Aさんは日本から旅行でやって来た友人2人と、計3人でベイカフェへ行ったという。そこで、一人の友人は、日本語のうまい、酒井法子似のかわいい女の子から声をかけられ、気に入って宿泊先のホテルへ連れて帰った。

2カ月前にも同様の手口?

残されたAさんと、もう一人の友人は、ベイカフェを出て、マビニストリートを歩いていたところ、黒いバンが少しあとをつけてきた。バンには警察官ふうの服を着た2人の男が乗っていた。

なんとなく危険感を感じ、バーに逃げ込んだが、2人組の男がバーの中にまで追いかけて来て、店内で手錠をかけられ、Aさんだけをバンに押し込めた。

バーには客がいたが、警察官が悪いやつを捕まえているようにしか見えない。

バンの中では、頭にピストルを突きつけられ、財布からお金を抜き取られ、銀行カードのPINナンバーを言うか、いま死ぬかを選べと脅かされ、PINナンバーを言うほかなかった。

2時間拘束され、タクシー代金500ペソだけ渡され、解放されたというものでした。

この時のバンのナンバーはなかったそうです。

Aさんは、黒いバンの中で、ホテル名なんて言ってないのに、犯人側から「◯◯ホテルにいるだろう」とホテルの名前を出してきたそうで、この時、ベイカフェで友人と一緒にホテルへ行った女がグルなのではないかと疑ったそうです。

というのは、Aさんはそのホテルには泊まっておらず、犯人側が口にしたホテルは、友人が女と行ったホテルの名前だったそうで、友人は何も被害がなかったそうです。

Aさんは大使館に届け出たがそのまんまになってしまったという内容です。

カイビガンの休日
(ロビンソンの外観)

この話、ほんとなのかなと思ったんです。ベイカフェで女を連れて帰った友人がなんともなく、何故か手ぶらで帰ったAさんだけが、その女のはかりごとで帰り道を襲われる、というのは不自然だと思いました。だから、そのまんま忘れていました。

しかし、今回の事件で、Aさんの話を思い出したわけです。

66歳の男性の連れ去りの手口と似ているなぁと思ったから。

共通点をざっと上げると、

襲ってきたのは、警察官ふうの服装をした2人組

マラテのロビンソンの周辺の出来事であること

使われたバンは、ナンバープレートがない

公衆の面前で、バンに押し込めるという強引な手口

バンの中では手錠をかけられ、ピストルを突きつけられた

解放されたときにタクシー代程度の金を渡されている。Aさんは500ペソ、66歳の男性は350ペソ。

どうでもいいことだけど、最後に渡されるタクシー代金が値下がりしてますね。

違うのはバンの色

バンの色はAさんの場合は黒、66歳の男性の場合は灰色ですが、色は塗装で変えられることでしょう。

Aさんは大使館で車のナンバーがないというのは本物の警官の可能性があると言われたそうですが。。。
大使館に確認をとったわけでもないので、いまだ真偽はのほどは不明です。

もしも本当にあった事件なら、次の日本人の獲物を求めて、バンで狙ってくる可能性大です。
2度もおいしい思いをして、やめられるわけがありません。

とりあえず、車の色に関係なく、怪しいバンには気をつけます。



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