トラバース(山頂に登らず,山腹を横断すること)するところも所々あるのですが,結構アップダウンを繰り返していきます。


そんなこんなでたどり着いたのは檜尾岳(2727m)

ちょっと周りがガスってきて,景色がよく分かりません。ただ,それほど視界が悪くないのが救われます。


基本的に岩稜歩きなので,こんな所も鎖なしで渡っていくわけです。


これでも一応登山道です。
(道幅約30cm)


霧のせいで,なかなか次のピークが見えないのですが,少し大滝山(2708m)が顔を出しました。


ホント,長い道のりをえんやらこうやら歩いて行くわけです。



熊沢岳(2778m)にたどり着きました。もうヘロヘロで,顔は,思いっきり無理してます。

ここを下っているときに,夕立にふられてしまいました。すぐにカッパの準備をしたのですが,もう服はビショビショ。

結構激しい雨だったので,靴まで雨がしみてきました。



ようやく最後のピーク,東川岳(2671m)に到着。
幸亜はすでに無表情。

このとき,すでに4:30を過ぎていて,ヤバイ気持ちでいっぱい。

確か,木曽殿山荘の予約をしたときに
「4:30までには来てください。食事の時間が5:00からになりますので」
と,言われていたんです。

ゆっくりすることもなく,写真撮ってすぐに下山。
こんときは,雨もあがってきてました。


途中で,珍しい鳥を見つけました。

おそらくホシガラスでしょう。


東川岳を下りてくるときに,空木岳がきれいに姿を現しました。

明日これを登のかあ・・・なんて気持ちで下りていくのが何とも言えず,切ないです。

ま,なんとか木曽殿山荘にたどり着いたわけですが,すでに5時過ぎ。ホント,申し訳ない。

受付で「駒ヶ岳によったんですか?」って聞かれて,
「よってないです!!」と力強く答えたのですが,
「実は宝剣岳を2往復しました」とは言えませんでした。

「夕食ってまだありますか?」とおそるおそる聞くと,
「ありますよ」とのこと。

いやあ,ありがたい。

その後,ありがたい晩飯を食っていると,どんどん予約の電話がかかってくるわけです。

そのやりとりのほとんどが・・・

「どちらから来られます?」
(おそらく)「ロープウェー乗り場から」
「駒ヶ岳は登られます?」
(おそらく)「登ります」or「登りません」
「ウチは夕食が5時なので,4時30分までに来てください」

ってな感じなわけです。
ああ,やっぱり,ここのご主人,4時30分までに入ってきて欲しいわけだ。
4時30分までに入れなかったことが,電話がかかってくるたびに申し訳なくなるんですなあ。

しかし,間に合わない人いるのかなあ。俺たちだけなのかなあ。

ま,分かっている事実としては,あの日,間に合わなかったのは俺たちだけです。