
すっかり夜も更けてきました。
なんとこの日は満月。
クリスマスイブの夜,ここボルネオ島では,とてもサンタさんがやってきそうな雰囲気ではありません。
そう,ここはジャングルなのですから・・・。
クリスマスディナーの後は,がらりと雰囲気を変えて,ホテルが主催するナイトトレッキングに参加し,夜行性の動物を観察することにしました。
これは,レンジャーの持つ懐中電灯一本だけで暗闇の自然保護区に入り,果物を置いて,夜行性の動物が現れるのをじっくり待つというなんとも気が長いアクティビティです。いや,アクティブではないですね。
もちろん,自然相手なので,動物が全く現れないこともあるということです。
ジャングルに入っていき,エサをおいたポイントへ行くと,運がいいことに,さっそくいました。

カメラを高感度設定にしているのですが,何しろ暗黒のジャングルなので,ピントが合わなかったり,ぶれてしまいます。
クマ?タヌキ?
大きさは,しっぽを入れないで1mぐらいあります。しっぽもやたら長くて,胴体と同じぐらいの長さがあります。
木登りが上手です。果物を食べてました。
調べてみたら,「ビントロング」という動物でした。
夜行性の珍しい動物で,昼間は木の茂みや穴の中で寝ているそうです。個体数は現在激減しているみたいです。
小型の動物なんかも食べるみたいで,我々の上方斜め45度ぐらいの位置まで迫ってきました。さすがに近づいてくると恐ろしいものです。
これがいつのまにか2匹いて,レンジャーの人も,少し警戒していました。こちらに降りてこないように,虫除けスプレーを木に塗ってました。虫除けスプレーって,こういう活用の仕方もあるんだなあと感心しました。
しばらくして,ヤマアラシが現れました。

体の後ろ半分はかなり鋭いトゲになってます。

これは結構激しく動き回っていて,しばらくすると,2匹,3匹・・・と数が増えていきました。

ヤマアラシが異様な興奮状態となり,この3匹に我々が座っているベンチが囲まれました。しかも,時々こちらに向かってこようとするのです。レンジャーの人が,足を踏みならしてヤマアラシを脅かすのですが,それでもこちらの方にやってこようとするのです。ヤマアラシは1匹ではないので,3匹から取り囲まれておそわれている感じです。前方を追いやると後ろからガサガサっとやってきて,レンジャーの懐中電灯がヤマアラシを照らします。こちらに来ようとするところを,足を踏みならして追い返します。

しかも,上方斜め45度からはビントロングが我々を狙っています。
レンジャーがあわただしく懐中電灯の向きを変えるたびに,ヤマアラシの動き回る音がするたびに,緊張が走ります。
結構ドキドキのナイトトレッキングでした。
それにしても,夜行動物に出会えたことはラッキーでした。

こちらはホテルのプライベートビーチで寝ている犬たち。ちょっと怖いです。写真を撮ったら,案の定,ほえられて少し追いかけられました。最後までドキドキのナイトトレッキングです。