6回目の病院


『変わらないねー。んー…薬も効かないから入院しよーか
』
』『え…』
『僕のいた総合病院なら、脱毛症の専門外来があるから入院してガツンと薬入れて治したほうがイイかもしれないな』
入院…
この頃、新しい就職先も決まり、せっかく新しいスタートをきれるチャンスがきたのに、入院だなんて…
『入院しなくちゃダメですか
』
』『入院して、ガッツリ治療した方が早く効き目が出るかもしれない』
正直、“出るかも”では動けないと思った
“完治する”
その言葉が聞けたなら間違いなく一つ返事で入院しますと言えた
それに、脱毛がおさまると聞いて薬も飲み続けてきたのに何一つ効果も出なかったから、もぅ、期待したくなかった
『入院したら、おさまることはもちろん、髪は生えてくるんですかね
』
』『そこまでは何とも言えないね』
『そうですか…』
『今すぐ入院しなくてはいけませんか
』
』『出来れば早くした方がイイね』
『就職先が決まったばかりなんです…』
『そぅか…じゃあ、気持ちが決まったら返事してね』
悩んでるフリをして、実際、心の中で答えは出ていた
だって、おさまるも何も、髪はほとんど抜け落ちてしまったから
入院はしない
生えてくるとは限らない入院なんかしたくない
入院して、生えてこないじゃないかという後悔もしたくなかったから
『じゃあ、また2週間後にきてね』
この日の処方箋

(内服)
ブレドニゾロン(ステロイド剤)
フェキソフェナジン
テプレノンカプセル
(塗り薬)
デルトピカローション(ステロイド剤)
ヘパリン類似外用泡状スプレー
薬の効果がなぃ日々

セカンドオピニオン

病院を変えてみよぅと考え出した日

