はじめに

 

 

 国立医学部に首席で受かるまでに実際にどんな参考書を使ったのか、というお話です。問題を解くときの考え方についてもいつか語ろうと思います。

 

 ちなみに受験期は塾や予備校には通っておらず、授業も聞かずに参考書だけで学習していました。

 

 

  参考書√

 

青チャート例題

文系プラチカ

一対一対応の演習(数Ⅲのみ)

やさしい理系数学

二次過去問

医学部攻略の数学

数Ⅲプラチカ

医学部の数学

共通テスト形式問題集

二次過去問(二周目)

 

...こんなにやらなくていいです

 

 

 

 

  それぞれの解説

 

青チャート(高3になるまで)

 言わずと知れた網羅系参考書。目的は基本的な解法を身に着けることです。

 

 ・その解法はどのような問題に使えるのか、使えないのか

 ・その解法を使って何をしたいのか

 ・その解法を使うにあたってミスしやすいポイントはどこか

 この3点を意識して取り組みます。ページ下の練習問題やエクササイズ、総合演習はやっていません。解法を身に着けることが目的だからです。

 

文系プラチカ(高37月まで)

 身に着けた解法をそこそこの難易度の問題集で実際に運用しようと思って取り組みました。良い問題集だし、難易度的には必要十分だったのですが医学部の問題の傾向とはかなり違っていたので、医学部受験でわざわざこの問題集を使う必要はなかったと思います。

 

一対一対応の演習(高37月まで)

 青チャートからやさしい理系数学につなぐが難しいと思ってその間に取り組みました。大数特有の解説が考え方の幅を広げてくれたのでとても良い問題集でした。1A2Bを文系プラチカの代わりにやればよかったなぁと思います。演習題もかならず取り組みましょう。

 

やさしい理系数学(夏休みまで)

 スルメ問題集。つまりやればやるだけ力がつくし、ただ解くだけだとあまり力がつかないかもしれない問題集だと思います。なぜかというと、各解説が淡白かつ別解が豊富だから。多い問題だと6個くらいあったかと思います。だから別解まで読んで、なぜその解法を使うのか、問題文のどこからそのヒントを受け取るかを意識すると力がつくと思います。

 

二次過去問(夏休み)

 やさ理までやったのでもう過去問に入りました。実際、この時点で合格点は取れていました。ゴールが見えないと不安だし、道を間違えることにもなりやすいので早めに取り組むことが大切だと思います。

 

医学部攻略の数学(夏休み)

 上に挙げた参考書たちに比べるとマイナーですが、一番いい問題集だと思います。なんなら青チャートとこの本だけでも合格点は取れていた気がします。

 何がそんなに良いのかというと...上級の網羅系問題集のように使えるところです。青チャートなどの網羅系は基本解法を身に着けるために使いますが、この本はニュートン法や無限降下法といった難しい入試問題で頻出のテーマを扱っています。基本解法の組み合わせでも解けないことはないのですが、そのテーマの解き方を知っているだけで圧倒的に有利になります。

 

数Ⅲプラチカ(9,10月)

 本番で難化したとき用に取り組みました。地方医学部志望で余裕がなければやらなくてもいいんじゃないかと思います。かなり難しめなのでできるようになれば自信はつくと思います。

 

医学部の数学(11,12月)

 共通テスト対策がメインで、二次力を落とさないために一日一問解こうと思ってやっていました。なので余裕がない人はやらなくていいと思います。全国の医学部から問題を集めていて、各大学の入試傾向を載せてるのが面白いなぁと思いました。

 

共通テスト形式問題集(11,12,1月)

 センター過去問は難易度が違いすぎるのでやらなかったです。医学部はとにかく共通テストが大事だと考えて三日に一回くらい通しで解いていました。時間配分に特に注意しましょう。

 

二次過去問(二次本番まで)

 二周目です。時間配分の確認的にやっていました。あとは今までやった問題集をひたすら解きなおししました。

 

 

  まとめ

 

 

 上にも書きましたがこんなにやらなくていいと思います。

 

 受験をやり直すとするなら一対一対応の演習と医学部攻略の数学、共テと二次の過去問だけやります。

 

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。