24歳の時に買ったばかりスチールギターを使いたくて、スカバンドに加入した。(よく入れたもんだ)
そこのサックス募集に現れたのがテイトウワみたいなC君。
合わせてみると、曲を知らないにも関わらずとにかく吹きまくり、元いるメンバーとの実力差は明らかだった。しかも、曲が終わっても吹き続け、あらゆる意味で他を圧倒していた。「なんかすげえ」と誰もが感じていたはずだが、バンドには入らなかった。(後日聞いたところ、「いいサックスがいたら自分のバンドに誘うつもりで行ってた」と。さすが。)
それからすぐ、当時のバイト先のドラムをやってる友達と「セッションしよう」ということになり、すぐに思い浮かんだのがそのC君。声をかけたら「来る」とのことで、新高円寺のスタジオに入った(※2001年10月7日)。ベースを持って。C君が連れてきたのがKORGのを持って現れたオースミおじき。このときが初対面。
スカバンドの時よりもより一層自由に個性を炸裂させるC君。ピコピコと説明しがたいオジキ。緊張感と笑いの2時間はあっと言う間に過ぎた。その日は、今までにない新鮮さがあった。
そのスタジオの帰り道、今度はオジキに「今度上野毛にある多摩美のスタジオで学生映画のサントラの録音するんだけど来ない?」と誘われた。若干めんどくさそうに。そりゃ行くでしょう、ってことで後日多摩美のスタジオで録音。宿谷くんには初めてそこで会った。(はず)
宿谷くんもこの時から結構すごくて、間の抜けたフィルから目が離せなかった。この日はオジキ節全開のおかしな曲(それまでの自分にとって)を録音。簡単なのに奥深く、あぁ思い出すと胃が痛むよう。
つづく