小さなうさぎの村は、

人も寄り付かないような

辺境の地にあります。

そこは、大きな大きな

名前も知られていない木が

1本有るだけです。

しかしその木は、遠くの村から

見えるほどに大きな木です。

大きな木がある以外、ごく普通の村です。

その村には、とても綺麗な歌い手の

小さな小さな

『ピンクのうさぎさん』がいました。

それは美しく、

時には、情熱的で心暖かく・・・。

聴く者を幸せな気持ちにさせ、

みんな虜にされてしまいます。