★アベンタ考察のまとめ(`ー´ゞ-★ | 友蔵FREEDOM★PAPA BASSER STYLE★

★アベンタ考察のまとめ(`ー´ゞ-★

皆さま、こんにちは(^O^)/


昨晩、イマカツLOVE FISH 5thグラチャンのファイナリストに選出されましたが、今日から金曜日まで、岡山出張で御座います!(いったい、グラチャン期間中に、何日出撃出来るのか???)


そんな友蔵ですが、今日は、イマカツのアベンタクローラーに関してのお話しをしたいと思います☆


かなりマニアックな話しになるかと思いますが、あくまで友蔵的考察であると言う側面からご覧下さいませ。


現在、友蔵が所有するアベンタクローラーは、ご覧の5つ。


・ギャンブラー

・ギャンブラー(友蔵手塗りバージョン)

・ブラックデビル

・トノサマガエル

・ウシガエル


ご存じかと思いますが、この中で、友蔵が大好きなアベンタは、ギャンブラーです。(正確に言いますと、ギャンブラーを友蔵が手塗りしたゴールドバックホワイトベリーですが・・・)


この5つのモデルは、一通り、フィールドに投入しましたが、釣れるのはギャンブラー(ゴールドバックホワイトベリー)・・・。


1409472786891.jpg

ここで1つ、疑問が湧きました。


「なぜ故、友蔵は、ギャンブラーでしか釣れんのだ???」


こうなってくると、何が何でも理論的に解決出来ないと嫌な友蔵なので、マニアックな側面から色々と調べ上げました!!


少しでも時間があれば、自宅から徒歩5分のところにある公園内にある池で5つのアベンタを持ち込んでの考察を繰り返し、更に、一緒にお風呂に入って、色んな角度から、アベンタの浮き姿勢をチェックしたりと、完全に変態の領域に入っていました。


最初は、初出荷の初期型のみ動きが違うのかな?と思っていたんですが、色々と調べる内に、それは大きな間違いであると判明しました。


友蔵が調べ上げた、その全てをじっくりとご紹介しますね!(かなり長くなりますので、覚悟して下さい・・・)


まず、友蔵が注目したのは、その素材ですね。


ギャンブラーは、クリアABS樹脂ですが、その他のカラーは、一般的にボーン素材と言われているナチュラルABS樹脂を使用しています。


もしかして、これが大きなキモなのでは?と感じた為、ABS樹脂について調べました。(ABS樹脂の知識は、ある程度、持ってましたので助かりました♪)


まずは、ABS樹脂とは何ぞや???から見て行きましょう!


ABS樹脂とは、アクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styrene)の共重合合成樹脂の総称で、その頭文字を取って、ABS樹脂と言われています。


実際には、ブタジエン系ゴムの存在下で、スチレン、アクリロニトリルをグラフト共重合して製造されており、その化学式は、以下の通りとなっています。



まずは、一般的に、ルアーの素材で使用されているクリアABS樹脂の特徴を見て行きましょう!

「クリアABS樹脂」

色相:クリア

比重:1.35前後

衝撃強度:55KJ/m2


簡単に言いますと、浮力が弱く、比較的、柔らかい素材と言うことですね。


次に、ボーン素材と言われるナチュラルABS樹脂の特徴を見て行きましょう!


「ナチュラルABS樹脂」

色相:ナチュラル

比重:1.05前後

衝撃強度:22KJ/m2


簡単に言いますと、浮力が高く、比較的、硬い素材と言うことですね。


クリアABS樹脂とナチュラルABS樹脂(ボーン素材)では、一般的にですが、約4%程度、ナチュラルABS樹脂の方が軽いと言われています。


又、ナチュラルABS樹脂(ボーン素材)は、その素材の硬さ故に、反響するという特徴も有しています。

(従いまして、内部にラトルを入れると、その反響音から、ラトル音が高音になります。)


では、先ほど、紹介しましたアベンタで、実際に、どれ程の重量差があるのか見て行きましょう!

まずは、クリアABS樹脂を採用しているギャンブラーです☆


「40.51g」

次に、ギャンブラーを友蔵が手塗りしたゴールドバックホワイトベリーアベンタです☆


「40.57g」

では、ナチュラルABS樹脂(ボーン素材)を採用しているブラックデビルです☆


「39.66g」

最後に、ナチュラルABS樹脂を採用しているトノサマカエルです☆


「39.48g」


ご覧の通り、見事に、ナチュラルABS樹脂(ボーン素材)を採用しているアベンタの重量の方が軽くなっています!


軽いと言うことは、高浮力と言うことです。


従いまして、ナチュラルABS樹脂(ボーン素材)は、その高浮力故に、水と反発する為、クリアABS樹脂より、機敏(キビキビ)に動くということです。


これが、クリアABS樹脂と、ナチュラルABS樹脂(ボーン素材)の特徴差ですね。


これをアベンタに置き換えて考えて行きますと、以下の通りになると考えられます☆


①クリアABS樹脂採用アベンタ

代表:ギャンブラー

特徴その1:浮力が弱い為、動き出しが鈍い。
特徴その2:柔らかい素材である為、金属部品との反響音が小さい。


②ナチュラルABS樹脂(ボーン素材)アベンタ

代表:ブラックデビル、トノサマカエル、ウシガエル

特徴その1:高浮力の為、動き出しが早い。

特徴その2:硬い素材の為、金属部品との反響音が大きい。


更に、言いますと、同じナチュラルABS樹脂(ボーン素材)を採用しているブラックデビルとトノサマカエル、ウシガエルですが、どの様な塗装手法かは分かりませんが、明らかに、トノサマカエルとウシガエルの塗装表面の方が硬いですよね。


従いまして、硬い塗装面と金属のウイングが擦れる音も、ブラックデビルよりは大きくなる為、その分、ボディー内部の反響音も大きくなると考えられます。


ここまで調べ上げた結果、なぜ故に、友蔵にはクリアABS樹脂のアベンタでしか釣れなかったのかが判明しました!


友蔵のアベンタの使い方ですが、今江さんが動画で見せておられる動きの半分も動かさないイメージで、極力移動距離を抑えて、一か所で、もがく様に、羽が左右にユラユラと揺れている程度の動かし方なんですよね。


この動かし方だと、浮力が弱く、水と絡み、動き出しが弱いクリアABS樹脂のギャンブラーが最適だと言うことです。


この動かし方で、ナチュラルABS樹脂(ボーン素材)のアベンタを使ってしまうと、動き出しが早く、一か所で、もがいてくれなくなります・・・。


だから、友蔵の動かし方では、クリアABS樹脂のギャンブラーでしか釣れなかったんだと思います!


又、この友蔵の使用方法では、そのアベンタ自体の存在感も重要なので、ギャンブラーのクリア塗装のままでは、アピール力が弱いのも事実なので、特に、お腹は、何かカラーリングした方が無難だと思います。


友蔵は、お腹が白いゴールドバックホワイトベリーに手塗りしています☆(その際、これ以上、浮力を殺さない為に、薄く塗るのがキモです)


それと、もう1つ、気になるのが、ラトルの有り無しですよね。


クリアABS樹脂のギャンブラーには、ラトル(サイコロ)が入っていますが、ナチュラルABS樹脂(ボーン素材)には、何も入っていない。


恐らくですが、クリアABS樹脂のギャンブラーは、金属パーツとの接触音による反響効果が低い為、少しでもアピール力を加える為のラトル挿入なのでは?と感じています。(普通のラトルではなく、サイコロとしたのは、今江さんの洒落だと思います)


そして、金属パーツとの接触音による反響効果が大きいナチュラルABS樹脂(ボーン素材)のアベンタは、そのボディー内部の反響音を最大限に活かす為に、ノンラトルなんだと感じています。


従いまして、結論としましては、アベンタは、初代でも金型変更後の3代目であろうと、その素材とカラーリングで以下の様に使い分けることこそが最大のキモなのだと思います!


①クリアABS樹脂アベンタ

代表:ギャンブラー

オーバーハング際や杭の際など、バスのポジションが、比較的明確に判明している際に、ピンポイントで超デッドリトリーブで、じっくりと狙う際に使用する。


②ナチュラルABS樹脂アベンタ(その1)

代表:ブラックデビル、ゾンビフナなど

バスの居場所が、比較的広範囲にあり、音と動きでアピールする必要がある際に、スローリトリーブで使用する。


③ナチュラルABS樹脂アベンタ(その2)

代表:トノサマカエル、ウシガエル

基本的に、②と同じ使い方ですが、より反響音が大きくなる為、広範囲に狙いつつ、デカバスを選んで釣りたい時に使用する。


ここまで理解して使用すれば、アベンタでの釣果は、倍増するのでは???と感じています。


全てにおいて、気が付いたのが、もうアベンタシーズン終盤だったので、来年は、これらのキモをキチンと理解して、アベンタでのデカバスを追い掛けたいと思います!!


ちなみに、ここから先は、自己責任でお願いしたいのですが・・・。


友蔵の場合、アベンタの羽のガタツキをより大きくしたいので、純正のヒートンから、以下のサイズのヒートンに変更しています。


商品名:日本の部品屋

サイズ:1.6mm×19mm

素材:ステンレス


一回りサイズが小さいヒートンにすることで、ヒートンと留め金の隙間が、僅かに広がり、羽の自由度が広がり、金属同士のスクラッチ音も大きくなります。


又、ヒートンの上に、羽が乗っかる為、ヒートンの径を細くすることで、その高さが若干低くなり、ご覧の通り、羽とボディーが垂直になります。


これにより、羽が受ける水の抵抗がMAXとなる為、よりスローに動かすことが可能となります。


ちなみに、このヒートンを刺す際、少しだけ瞬間接着剤を使用してねじ込む様にして下さいね!


しかし、このチューンは、個人の好みなので、気になった方だけ、自己責任で試してみて下さいませ☆


これが、ここ数か月で導き出したアベンタ考察の全貌です。


いやはや、アベンタも考え出すと奥が深いですよね!!(自分なりの答えが出せて、スッキリしています♪)


皆さまが大好きなアベンタを更に、好きになってもらう為に、参考なれば幸いかと思います(^O^)/