まず、レース中に応援して下さった方、レース後にメール、写真、コメントなどを下さった方、ボランティアの方々、どうもありがとうございました。
日曜日に9年ぶりの東京マラソンを走って来た。前回の東京マラソンの記事を読むと、「ナイキにもらった3時間半用のペースカリキュレータ(ペース早見表)」を使って、「ほぼイーブンペース」で走れ、ネットで3時間半を切って、「もう一度フルマラソンを走りたいと思える初めてのレースだった。」と書いている。
今回も、東京ビッグサイトでのランナー受付で、アシックスのコーナーで2時間55分のペース早見表を作ってもらった。目標タイムは2時間54分だったが、多少の余裕がある方が気が楽なので1分の余裕を持たせた。
でも、ペース早見表は結局使わなかった。今はGPSの時代。SUUNTOにはすでに2時間55分のバーチャルペーサーがセットしてあった。過去の経験から、0.8%ぐらいバーチャルペーサーが遅れることが分かっていたので、これも考慮して、より正確なバーチャルペーサーにした。これに合わせて淡々と走るというのが今回の作戦。あとは神頼みで、前回の記事で書いた韋駄尊天のお守りを心臓の近くに付けた。
スタートはBブロック。確か2時間55分で申請した。陸連登録していない人の中では一番前のブロックになる。早めに並んだのでBブロックの3列目からのスタートとなった。この位置は実質Aブロックだ。Bブロックは縦に100メートルぐらいはあるように見えたので、最後尾だったらストレスになっただろうと思う。
スタートロスは27秒。フルでこんなにスタートロスが小さいのは、喜多を除くと初めてかもしれない。東京マラソン、恐るるに足らず(笑)。
最初の5キロは下るのでオーバーペースになるというのは聞いていた通り。特に、スタート位置がよかったこともあって、周りのペースは速く、スピード感覚が大きく狂う。流れるプールで泳いでいるように、リラックスしているだけで前に進む。おまけに、周囲の音が大きいせいで、SUUNTOの1キロごとの通知音が聞こえず、ラップを何度も見逃す。あっと言う間に、風船をつけたサブ3のリアルペーサーを追い抜き、さらにSUUNTOのバーチャルペーサーもすっかり後方に追いやってしまった。ゴール予想タイムを表示したところ、2時間34分!!! 今日はとんでもないことになりそうだ。
「川内だ」という声が沿道から聞こえ、振り向いたらM高史が走っていた。さすがに速く簡単に抜かれた。
コースが平らになる5キロを越えてもバーチャルペーサーとの差は広がっていく。さすがにこれはSUUNTOの設定を間違えたかもと思い始めたが、動作確認はしてあるしそんなはずはない。今日は絶好調なのか。そんな都合のいいこともないだろう。では、最近衰えの激しい目のせいか。
何か変だと思ってプチパニックで走っていたら、目の前にブロ友さんを発見。スタートはあまり差がなかったはずなので、ここまで同じようなペースで来ていたはず。二人の意見はオーバーペースで一致した(笑)。ただ、周りのペースはもっと速く、抜かれる数のほうが多い印象(実際、5キロから10キロも、10キロから15キロも、100以上順位を落としていた)。
10キロは二人で並走して通過。通過タイムは41分6秒。あれっ。キロ4をほとんど越えてなかったはずなのに何だこのタイムは。どうやら今日のSUUNTOは誤差が大きいようだ。今SUNNTOの計測を見返すと、最初の10キロのペースは2分58秒(注:書き間違いではない)、3分45秒、3分41秒、3分55秒、3分51秒、3分52秒、3分48秒、3分42秒、3分58秒、3分49秒というような具合だった。
錯覚していたタイムよりはかなり遅かったが、目標タイムから考えると丁度いいペースで来ていたことになる。
ここからはSUUNTOの表示は参考程度にして走る。こんなことならペース早見表を着けておくんだったと思っても後の祭。
雷門の手前で応援に来ていたMAMAZOをこちらから発見。そして15キロを通過。
しばらくして先頭集団とすれ違う。外国人に混ざって、井上選手と設楽選手が確認できた。その後にも有名選手がずらり。何とも贅沢な大会だ。
ハーフを1時間27分23秒で通過。このままのペースで行くとネットタイム2時間54分で目標通りでゴールできる。
このあたりは橋のところで小刻みなアップダウンがあると聞いていたが、ほとんど気にならなかった。25キロを越え、あとはどこまで脚が持つか。今回は比較的余裕があるような気がする。
なんて考えていたら、広々とした道に出た。中央通りだ。両側に人がいっぱい。中央通りの中央を走るのがこんなに気持ちがいいとは知らなかった。
30キロも無事通過。少し疲れてきたがまだ行ける。そしてなんとM高史を抜いた(30キロあたりから失速したようだ)。
「日本記録出ましたよ。みなさんも自己ベスト出ますよ。」という声がした。しまった、日本記録、先を越された(笑)。
35キロを過ぎて、最後の折り返しをしたら、急に向かい風が来た。この日初めて感じた向かい風。脚の疲れも出始めて、ペースが少しずつ怪しくなってきた。
安定して走っている人を見つけて走る。あるときは女子ランナー、あるときは「撃沈上等」。「撃沈上等」は名前とは逆に全く撃沈する様子はなく、しばらく利用させてもらったがそのうち付けなくなった。
40キロ地点で二人のブロ友さんから声援を頂いた。よし、あと2キロ頑張ろう。
ラスト1キロの石畳はしびれた。中央通りとは逆に狭い道だが、両側から大勢の声援が響く。幾分ペースが上がったように感じた。
最後に左折してゴール。2時間55分31秒(速報タイム)。目標タイムには届かなかったが、自己ベストを約1分短縮。
5キロごとのラップは35キロまですべて20分台、35キロからが21分台で、最後に少し落ちたが、SUUNTOが使えなかったわりにはイーブンに近いペースで走れた。ハーフごとでは、前半が1時間27分23秒(ネット 1時間26分56秒)、後半が1時間28分08秒で、45秒(ネット72秒)の落ち込みだった。
結果はよかったが、SUUNTOペーサー作戦は完全な失敗だった。SUUNTOによると、この日走った距離は45.17キロ。平均ペース3分57秒。誤差はなんと7%。高層ビルの立ち並ぶ東京マラソンではGPSはあてにならないようだ。次回走るチャンスがあったらアナログ作戦に切り替えようと思う。
個人的な反省はあるものの、大会としては大満足。コースは高速、応援は途切れず、給水も多い。ボランティアの方々は、会場に入ったときから出て行くときまで、暖かい言葉をかけ続けてくれた。また出たいなぁ。
覚書
会場入り - 新宿駅6時17分
シューズ - ターサージール2
食事 - おにぎり大2個(スタート2時間前)
サプリメント - アミノバリュー粉末(スタート前), ワンセコンドBCAA(グレープフルーツ風味)(10キロ), ザバスピットイン(ピーチ風味)(20キロ), ワンセコンドCCD(クリアレモン)(30キロ), カロリーメイトゼリー(給食 28-35キロ)