見えるもの、見えないもの | いつも眠い

力は正しい使い方をしないといけない

力とつくものすべてだ


武力、想像力、影響力

その他のすべても


つぶてのような言葉を投げつけちゃダメだし

守るためであれば傷つけてもいいみたいな考えも俺は腑に落ちない


SNSは、電脳世界は、血液の通ってない空間は

こうも冷たいのかと思い知る日々


世界の苦しみが、俺はなんだか苦しい


音楽は社会とずっと密に接してきたはずだ

愛もクソッタレも全部歌になった


どう考えても倫理観バグってる令和の当たり前を

言及するやつのほうが今は少ない


居心地の悪さ、気味の悪さを感じる

触れるべきものを見て見ぬふりして

カリソメのバカンスを満喫してる


それで良いのかと歌ったところで

俺の声も届かなくなってる

いや、最初から届いてなかったのかもしれない


どんな謎も不思議も明るみに出て

兎にも角にも白黒つけたいみたい


灰色が存在する意味を考える


不思議は、不思議のままでいいのに。


目に見えないと納得が出来ないなんて

面白くねえなと感じてしまう


俺もきっと浮世離れしてる


そのズレの全てが

心臓を捻り上げて

またいつものように憂いて

どうしようもない無力さを感じる


苦しいと言えないのは、とても苦しい



----------キリトリ----------



こんばんは、知弥です

前置きが長くなってしまった


人の悲しみや苦しみに深入りするのは

一概に良いこととは言えない


全く関係のない知らん人の痛みまでわかってしまうと

自分にとっても案外辛いもんです


時代は巡る

しかも、ものすごいスピードで

しかし、変化には気づかないほど器用に

徐々に徐々に


戦争はなくなった

少なくともこの国では


だけどたくさん死んだ

今もなお、たくさん死んでる


昔とは違う形で命は減っている

世界のバランスはなにも変わっていない


心を強くするのは難しい

身体を鍛えるのと違って目には見えないから


生活の形は変化していく

テレビが出来る前、ネットが普及する前

悩みの種も変化していく

当たり前だ、取り巻く全てが違うのだ


繰り返さないための歴史だ

間違いは載っていても

そこに正解は載ってない


どう生きればわからないやつがたくさんいる

そんなやつを搾取してるやつもたくさんいる

悲しみは悲しみを呼ぶ

終わりのない螺旋の上を僕らは生きている

果てのない旅を続けている


降り注ぐ哀しみがひとつでも消えれば

そんな願いを夜な夜な


ご自愛ください

自分が一番可愛くて結構ですので


俺に出来る事を今日も考える

溜めてたメモ書きを集めて

ひとつの詩でも詠んで


それが苦しくて楽しくて

こんな自分でも役に立ってるのが少し嬉しくて

どこか恥ずかしくて


俺も救われてる立場だ

諦めたくはない、すべて


諦めは悪魔だ

ずっとこっちを見て手招きしている

折れてしまう気持ち、痛いほどわかるよ


望んで生まれたわけじゃないと君は言うが

望んだから生まれたと俺は思う


やはり自分で筆を取った物語

ラストまで代筆はナシでいきたい


出来るだけ出来るだけ

納得のいく終わりを迎えたい


命は

生や死は

この魂は


目に見えると思うかい?


俺はまだ、わからない



----------キリトリ----------



星の光はとっくのとうに死んでいるらしい

なら見えているソレは一体なんなのか


見えるもの、見えないもの

見える力に、見えない力


目に映るモノなんて

俺にはどうも脆く感じる


気持ちは、時間も場所も超えるんだきっと


愛した記憶や、愛された事実

どこにも載ることはないだろうが

確かに此処に残り続ける


俺の嫌いな癖っ毛も

それでも良いと言ってくれる


やっぱり君は優しい


俺は、見えないものこそ信じたい