かわいそう なんて いらねえよ | 気ままに風の跡 by樋口 友治郎

気ままに風の跡 by樋口 友治郎

日々は風のごとく吹き抜けてしまうから、風の跡を刻みたい。
気ままに綴る詩ブログ。 



何に対しての どういう感情であれ
「かわいそう」なんて いらねえよな
憐れみとかなら 悪魔と葬っといてくれ

見てみろよ はすっぱの痛みは  
事が起こるまで 動きゃしないのさ
いつだって後回しだ

誰も望んじゃないだろ 
だからオレは 言いいたくないんだ
そいつだけはね

たとえ どんなに辛かろうと
言われたくはないから
そんな気がするよ


人は弱いほど 芯は強くなるのかもな
絶望の中にも光はある
だからって救われるとも限らないけど

それが当たり前と思えるようになれたなら
絶望すらも内なる力へと
取り込まれてくのさ

誰に向かって放ってんのか
「かわいそう」なんて いらねえよな 
お生憎さま(おあいにくさま)だぜ

富はねえけど 宝ならあるよ
かけがえのないもの
それで充分だろ


見てみろよ 気の利かない連中が
今日も結局 動けないまま
そうやって やり過ごしてる 

オレは言いたくないから
黙っててやるけど


こんな世界だからさ
「かわいそう」なんて いらねえよな
簡単な話さ

たとえ どんなに辛かろうと
なんにも諦めないから
そんな気がするよ