小学4年生
子供が多い時代だった。
教室が足りず4年生だけ
校庭の端っこに建てられた
プレハブ校舎へ移った。
ある時、
姉が休憩時間に4年生の
プレハブ校舎までやってきた。
滅多にない。
忘れてしまったが
大事な用事だったと思う。
姉と話をしている時に
クラスの先生が教室に入るように
叫んでいた。
聴こえていたが
ちょうど話が終わる
タイミングだった。
その瞬間、
いきなり後ろから頭を
ゲンコツで殴られた。
『早く教室に入りなさい。』
先生だ。
殴打の衝撃と不意打ちに
頭が真っ白になって
目の前がチカチカと星がまった。
自分で言うのも何ですが、、
わたしは成績も良く、
運動もでき、
おとなしくて真面目な生徒だった。
何か特別な事情があるかどうかも
確認せずにゲンコツで殴る…
『あぁ、そうなんだ…』
『日頃まじめにしていようが関係なく、
大人は自分基準であやまちと感じた
事象は許さないんだ』
『理不尽だけど、これが大人』
真面目でいようが
ヤンチャしていようが意味をなさない。
色んなことを考えさせられる出来事だった。
ちなみに女性の先生…