幼稚園卒園のころから
少しの違和感を感じ初めていた。

時間があわない。。

少しずつズレる。。

でも、ギリギリ間に合う。。


卒園式が近づいていたころ、

わたしは右指に大火傷をおい、
右手は包帯グルグル巻きになった。

大事には至らなかったが、
卒園式は痛々しい包帯姿の
写真ばかり。

子供の火傷は親の責任だと
考えていた母。
『晴れの舞台なのにね』
と母は悔やみ悲しんだ。

ここから、わたしは
時間軸のズレを
認識していくことになる。



母の名誉のために…
火傷はわたしの
好奇心からくる
不注意でしかなかった。